たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、元イタリア代表GKクリスティアン・アッビアーティ氏がユベントス時代に見せたセーブだ。

1994年にモンツァでプロデビューを飾ったアッビアーティ氏は、1998年にミランに加入。スクデット獲得に貢献するなど、正GKとして活躍を見せた。

そんなアッビアーティは、2005年にGKジャンルイジ・ブッフォンの負傷離脱に伴い、レンタル移籍でユベントスに加入していたが、その際の2005年9月21日、セリエA第4節ウディネーゼ戦では奇跡的なセーブを見せている。

0-0で迎えた30分、ウディネーゼがユベントス陣内深部でスローインを得ると、ボックス内にロングスローを入れる。アッビアーティは、ボールをハンチングしに行くものの、

MFルイス・ビジガウがダイビングヘッドでシュートする。ボールは無人のゴールへ飛んでいくが、これがアッビアーティのかかとにヒットし、奇跡のセーブ。大ピンチを凌いでみせた。

大きなピンチを凌いだユベントスは、そのすぐ後に先制し、1-0で勝利している。