ジムで特訓中の左オーバーハンドとは… ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)は、9月26日の興行でWBC世界スーパーバンタム級9位アーロン・アラメダ(同)との同級王座決定戦に臨む。1年2か月ぶりの再起戦でいきなりベル…

ジムで特訓中の左オーバーハンドとは…

 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)は、9月26日の興行でWBC世界スーパーバンタム級9位アーロン・アラメダ(同)との同級王座決定戦に臨む。1年2か月ぶりの再起戦でいきなりベルトを争うことになったネリだが、強烈な左オーバーハンドを特訓する動画をトレーナーが公開。「彼の邪悪なオーバーハンドだ」などと紹介している。

 強烈な一撃を反復しているようだ。ジムで全身黒のウェアに、黒のグラブを付けたネリ。顔の高さに吊るされたサンドバックに対し、右ジャブを打って一度体を沈める。そして上から殴りつけるように、左のオーバーハンドを繰り出した。「ウァッ!」と声を出しながらも、何度も同じ動きを繰り返して体に染み込ませているようだ。

 実際の動画を、WBC世界ライト級シルバー王者ライアン・ガルシアの父でトレーナーのヘンリー・ガルシア氏が公開。文面には「俺たちはルイス・ネリとのトレーニングを続けている。ルイスは9月26日にタイトル戦がある。だからこれは、ちょい見せ程度だが、彼の邪悪なオーバーハンドだ。レッツ・ゴー!」なとどつづっている。

 ネリのリング復帰は昨年7月にパヤノを破って以来、1年2か月ぶり。今年3月にはアラメダとのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦に臨む予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響で開催不可能になっていた。だが、WBC同級王者レイ・バルガス(メキシコ)が怪我による長期離脱によって休養王者となったため、半年遅れで行われる同カードが王座決定戦へと昇格した格好だ。(THE ANSWER編集部)