ベナビデスが前日計量1.3kg超過、Sミドル級王座剥奪も無敗キープ ボクシングのWBC世界スーパーミドル級前日計量で体重超過を犯し、王座剥奪となったデビッド・ベナビデス(米国)が15日(日本時間16日)、挑戦者の同級15位ロアメール・アング…

ベナビデスが前日計量1.3kg超過、Sミドル級王座剥奪も無敗キープ

 ボクシングのWBC世界スーパーミドル級前日計量で体重超過を犯し、王座剥奪となったデビッド・ベナビデス(米国)が15日(日本時間16日)、挑戦者の同級15位ロアメール・アングロ(コロンビア)に10回TKO勝ちした。王座は空位のまま、前王者は23勝(20KO)で無敗をキープ。米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」がインスタグラムに動画を公開すると、ファンから「野獣だ!」「相手を破壊している」と反響が集まっている。

 ベナビデスが無敗を守った。3回。ロープ際に追い詰めると、左ボディーや右フックなどでダメージを与えた。6回にはガードを固める相手に対し、上下の打ち分けやガードの隙間を縫うアッパーでポイントを奪取。10回にTKO勝ちを収めた。

 6回の猛攻を動画で公開したPBCの投稿には、米ファンから「ベナビデスは野獣だ!」「ベナビデスは隙が無いな」「相手を破壊している」「見ているこちらが痛くなるようなアッパーカットだ」「レフェリーは6回に試合を終了にすべきだった」「美しいコンビネーションだ」とコメントが相次いでいる。

 前日計量では、ベナビデスは76.2キロの制限体重を2.8ポンド(1.27キロ)超過。再計量に臨まず、王座剥奪となっていた。2018年には薬物検査でコカインの反応が出て王座剥奪となった過去がある。76.02キロでパスしたアングロは勝てば新王者となっていたが、26勝(22KO)2敗となった。(THE ANSWER編集部)