レアル・マドリーのラ・リーガ・サンタンデール優勝は近年、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で成功していたジネディーヌ・ジダン監督にとって大きな功績であった。 しかし、2年連続でラウンド16の舞台でCLから敗退したことは、この大会の歴史の中で最…

レアル・マドリーのラ・リーガ・サンタンデール優勝は近年、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で成功していたジネディーヌ・ジダン監督にとって大きな功績であった。
しかし、2年連続でラウンド16の舞台でCLから敗退したことは、この大会の歴史の中で最も成功を収めてきたクラブにとって恥ずべきことだった。先週のエティハド・スタジアムでのマンチェスター・シティ戦での敗戦を受けて、役員会と監督は来季の開幕前にクラブが手放すべき選手について議論していることは間違いないだろう。
以下はマドリーで放出候補筆頭のウェールズFWに加え、対象となりそうな9人の選手をリストアップしている。
■ガレス・ベイル
ベイルのパフォーマンス、極端な態度の悪さ、ジダンとの茨のような関係性から、マドリーの監督の退団リストのトップにベイルが選ばれることは間違いないだろう。
ベイルは何度か退団のドアに片足を突っ込んだことがある。しかし、ジダンやファンとの関係が完全に断絶し、先週のシティ戦のメンバーから外れるように要求したことで頂点に達した今、ベイルの去就はついに現実のものとなるかもしれない。
しかし、彼の代理人であるジョナサン・バーネットは、ゴルフ好きのウインガーはどこにも行かないと主張し続けている。
■ハメス・ロドリゲス
昨夏、マルコ・アセンシオが復帰まで半年以上を要する大怪我でシーズンの大半を欠場することもあり、マドリーはバイエルン・ミュンヘンでの2シーズンのレンタル移籍から復帰したコロンビア人をクラブに残した。
しかし、ベイルのように、ジダンから信頼を得られず、今季は14試合に出場してわずか1ゴール。ジダンとクラブは、この29歳のMFを放出するために、どんなオファーでも受け入れることは間違いないだろう。
■ルカ・ヨヴィッチ
彼は昨夏、クリスティアーノ・ロナウドのユヴェントス移籍後の得点不足を補うために、マドリーが6,000万ユーロ(約71億円)で獲得した。しかし、残念なことに、22歳のセルビア人はジダンの信頼を勝ち取るのに苦労しており、ヨーロッパのトップクラブからいくつかのオファーを受けている。
今シーズン、27試合に出場した元フランクフルトFWは、2ゴールしか奪えず、2018/19シーズンにブンデスリーガで27ゴールを記録し、ヨーロッパ期待の若手ストライカーと呼ばれたものとは対照的となった。
ヨヴィッチは、今では獲得した当時よりも半分くらいの価値となっており、投資としては悪い方に向いている。これ以上値下がりする前に、マドリーが彼を手放すのは良いタイミングなのかもしれない。

■イスコ
イスコは何年も前から退団に近づいていたが、この夏、ついに実現するかもしれない。マラガ出身のMFイスコはユヴェントスのターゲットであり、セリエAの新監督アンドレア・ピルロは何度か彼を称賛している。イスコは今シーズン、リーガの15試合に出場し、1ゴールを挙げている。
■マリアーノ・ディアス
マリアーノは今シーズン、ジダンから最も招集されていない選手だった。2018年に3,000万ユーロ(約39億円)でオリンピック・リヨンから加入したマリアーノは、ジダン監督の下で自分の居場所を切り開くことができでいない。ドミニカ人FWは、2018/19シーズンは22試合に出場していたが、今季はわずか7試合の出場にとどまっている。彼の移籍は関係者全員にとってポジティブな動きとなるだろう。
■ブラヒム・ディアス
ブラヒムは昨夏、マンチェスター・シティから1,700万ユーロ(約21億円)で加入した。しかし、今シーズンはわずか10試合の出場にとどまっている。彼が秘めている能力は否定できないが、スペインの他クラブへのレンタル移籍は、経験を積む上で大きな意味を持つだろう。ヘタフェやレアル・ベティス、プレミアリーグのウェストハムなどがこの選手に興味を示している。
■ルーカス・バスケス
今シーズンのバスケスは以前の姿を失っており、試合に出られないことから、今夏には退団を模索することになるかもしれない。彼の出場試合数の減少は、ブラジル人の若い2選手、ヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスの台頭が原因だ。これにより、同選手は今夏の退団が濃厚であり、トッテナムが興味を持っていると報じられている。
■ナチョ・フェルナンデス
ナチョは昨夏、ローマからのオファーを受けて退団に近づいていたが、最終的には実現しなかった。さらに、マドリーは来季に向けてCBを探しているため、来シーズンはナチョの居場所はないだろう。
今シーズンはわずか10試合の出場にとどまっているナチョ。2007年からフベニルでプレーした同選手だが、今が退団の時なのかもしれない。
■マルセロ
ベテランのブラジル人左SBは、フェルランド・メンディが夏に加入して以来、影が薄くなっている。ベルナベウでの13年間のキャリアの中で、マルセロが先発のレギュラーポジションを失ったのは初めてのことであり、32歳の価値は2018年10月のピーク時の7,000万ユーロ(約87億円)から現在は1,600万ユーロ(約20億円)にまで下がっている。
ユヴェントスは以前から彼に興味を持っており、トリノで旧友であるクリスティアーノ・ロナウドと再会するチャンスは魅力的なものになるかもしれない。元チームメイトのポルトガル人FWがこのような移籍を好意的に見ているのは間違いないだろう。