現在の手持ちの駒では、フランク・ランパード監督にそれ以上のことは望めなかった。チェルシーの監督は、1-4で敗れたアリアンツ・アレーナでのバイエルン・ミュンヘン戦を「成長の一部」と総括している。 「過去20年間、チェルシーにはアザール、ジエゴ…

現在の手持ちの駒では、フランク・ランパード監督にそれ以上のことは望めなかった。チェルシーの監督は、1-4で敗れたアリアンツ・アレーナでのバイエルン・ミュンヘン戦を「成長の一部」と総括している。
「過去20年間、チェルシーにはアザール、ジエゴ・コスタ、(ペトル・)チェフ、(ジョン・)テリー、(ディディエ・)ドログバといった選手がいて、毎年プレミアリーグのタイトルを争い、カップ戦では準決勝、決勝を戦っていた。今はそうではない。アザールというリーグ最高の選手を失った。(プレミアリーグ)4位では、周囲は称賛しないだろう。我々はもっと上を目指しているが、今のグループで何かを達成したという気持ちもある。今はここからどう改善していくかだ」と『BTスポーツ』で語った。
来季はティモ・ヴェルナーとハキム・ツィエクが加わり、チャンピオンズ出場は義務であり、タイトルを狙った戦いになるだろう。
バイエルンとの試合は開始30分までの2失点で決まったとランパードは述べている。「彼らは素晴らしいゲームを展開した。4-1で負けた時の説明は難しいが、これだけすぐに2点を取られてしまうと、なかなか試合を戻すのは難しい」
「チャンピオンズリーグでの経験があるバイエルンとの試合は、我々にとって良い教訓になった。我々にはデビューシーズンの選手が多かった。多くの良い面が見られた。このレベルでは決められてしまう個々のミスがあった。我々がどこを目指すべきか分かったと思う。我々はまた戻ってくるよ」と締めくくっている。
チェルシー指揮官として最初のシーズンを戦ったランパード。補強禁止処分などもあり、若手の積極起用で戦前の予想を覆す4位でプレミアリーグを終えた。指揮官が自覚する通り、来季はタイトル争いに絡むことが求められる。