明治安田生命J1リーグ第9節の清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌が8日にIAIスタジアム日本平で行われ、ホームの清水が3-1で勝利した。 3戦無敗の清水は1-1で引き分けた浦和レッズ戦と同様のメンバーを先発起用。一方、ヴィッセル神戸と…

明治安田生命J1リーグ第9節の清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌が8日にIAIスタジアム日本平で行われ、ホームの清水が3-1で勝利した。

3戦無敗の清水は1-1で引き分けた浦和レッズ戦と同様のメンバーを先発起用。一方、ヴィッセル神戸との前節を2-3で落として、無敗記録が6でストップした札幌は田中に代わり、鈴木が6試合ぶりにケガから復帰した。

2試合ぶりの勝利を目指す両者の一戦はリズミカルなパス回しで攻め込む札幌に対して、清水はカウンター攻撃で応戦。攻守が激しく入れ替わるが、どちらともアタッキングサードでの正確性を欠き、フィニッシュまで持ち込めない状況が続く。

ゴールレスで試合を折り返すかと思われたが、清水が前半アディショナルタイムにスコアを動かす。左サイドを突破したファン・ソッコから供給されたクロスを金子が合わせると、ブロックに入った菅の手に当たりPKのチャンスを獲得。これをキッカーの金子がゴール左に決め切る。

後半立ち上がりの50分にセットプレーからピンチを招いた札幌だったが、50分にバイタルエリア右で鈴木が立田に倒されてFKを獲得。自らキッカーを務めた鈴木がスピードとコース共に完璧なシュートをゴール右隅へ蹴り込み、同点に追いつく。

しかし、札幌にアクシデント。ハーフタイム明けからセンターバックの一角に入っていた田中が54分に1枚目のイエローカードをもらうと、63分にもカルリーニョス・ジュニオと入れ替わられた際に足をかけて2度目の警告を受け、退場処分となってしまう。

72分に西澤の右CKからヴァウドのヘディングシュートで数的不利の札幌ゴールを脅かすなど攻勢を強める清水がギアを上げる。77分にはカルリーニョス・ジュニオがボックス中央で粘り、こぼれ球を拾った西澤が横にドリブルしてシュートを放つも、GK菅野の好セーブに遭う。

決定機を再三外していた清水だが、85分に敵陣内でボールを回すと、ヘナト・アウグストがバイタルエリア右から右足を一閃。鋭いシュートがニアサイドを射抜いて、勝ち越しに成功する。

さらに、清水は後半アディショナルタイムにエウシーニョの縦パスを受けたカルリーニョス・ジュニオがダブルタッチで対峙したDFを振り切り、バースデーゴールとなる左足シュートを流し込んで試合を決定づける3点目を記録する。

試合はこの直後に試合終了。開幕5連敗と新体制で苦戦していた清水だが、4戦無敗としている。一方、数的不利により防戦一方となった札幌は連敗となった。

清水エスパルス 2-1 北海道コンサドーレ札幌

【清水】

金子翔太(前49)

ヘナト・アウグスト(後40)

カルリーニョス・ジュニオ(後48)

【札幌】

鈴木武蔵(後7)