8日、明治安田生命J1リーグ第9節のヴィッセル神戸vsベガルタ仙台がノエビアスタジアム神戸で行われ、1-2で仙台が7試合ぶりの勝利を収めた。 前節は北海道コンサドーレ札幌相手にアウェイで2-3と勝利した神戸。今シーズン初の連勝を目指す一戦は…

8日、明治安田生命J1リーグ第9節のヴィッセル神戸vsベガルタ仙台がノエビアスタジアム神戸で行われ、1-2で仙台が7試合ぶりの勝利を収めた。

前節は北海道コンサドーレ札幌相手にアウェイで2-3と勝利した神戸。今シーズン初の連勝を目指す一戦は、4バックに変更。大﨑玲央と古橋亨梧に代えて、小川慶治朗と郷家友太を起用した。

対する仙台は、前節は横浜F・マリノスに土壇場でゴールを許して敗戦。6戦未勝利、3連敗と最悪な状態の中、前節先発のアピアタウィア久、石原崇兆、ジャーメイン良に代えて、蜂須賀孝治、真瀬拓海、浜崎拓磨を起用した。

試合はアウェイの仙台がペースを握って進める。7分、横パスを受けた浜崎がボックス手前中央で右足アウトでシュート。しかし、これは枠を左に外れる。

18分には、真瀬がボックス内右で酒井からボールを奪うと、マイナスのボールを関口がダイレクトシュート。しかしサイドネットを揺らす。

それでも22分、西村からのスルーパスを蜂須賀がマイナスのクロス。ダンクレーが対応すると、足に当たって跳ねたボールがGK飯倉の頭上を越えてゴール。仙台がラッキーな形で先制する。

先制を許した神戸は25分、右サイドを突破した小川がクロスを上げると、ドウグラスがボックス内で合わせるも、わずかに枠を外れる。

さらに27分には、トーマス・フェルマーレンのサイドチェンジから攻勢をかけると、最後は小川のクロスをボックス中央で郷家がヘッド。しかし、これも枠を捉えられない。

38分には右からの西のクロスにドウグラスが飛び込むが、ヘディングはミートせずに枠を捉えられない。

仙台のリードで迎えた後半、神戸が攻勢に出るもなかなかゴールをこじ開けられない。

64分には、イニエスタからの浮き球のパスをDFがクリア。西がボックス内右でダイレクトシュートをすると、小川が合わせるも、枠を超えてしまう。

69分には神戸がカウンター。自陣でのパスカットから酒井が持ち込みスルーパス。郷家が持ち込んでグラウンダーのクロスを送ると、最後はドウグラスが合わせるも枠を大きく外す。

仙台は71分に長沢に代えて赤﨑を投入。するとこの交代策が的中する。72分、スローインからパスをつなぐと、蜂須賀の突破から最後は赤﨑がクロスをヘディングで合わせ、仙台がリードを2点に広げた。

追いつきたい神戸は77分、イニエスタがボックス手前から浮き球のパス。これに途中出場の小田がヘッドで合わせるが、力なくGKヤクブ・スウォビィクがセーブする。

神戸は86分、ダンクレーがラインの裏へパス。これを抜け出した小田が受けて折り返すと、最後は藤本が合わせて今シーズン初ゴール。1点を返す。

神戸は89分にもビッグチャンス。イニエスタのパスに反応した藤本がボックス左で受けると中央へパス。これを小田がシュートするも、GKヤクブ・スウォビィクが体を張ってセーブする。

アディショナルタイムにも神戸はチャンス。CKの流れから最後は右からのダンクレーのクロスをフェルマーレンがバイシクルシュート。しかし、枠は外れてしまう。

神戸は最後まで仙台ゴールを目指すも、集中した守備を崩せずに試合終了。仙台が連敗を3で止め、7試合ぶりの白星。神戸は連勝を逃した。

ヴィッセル神戸 1-2 ベガルタ仙台

【神戸】

藤本憲明(後41)

【仙台】

オウンゴール(前22)

赤﨑秀平(後27)