プロモーターのギボンズ氏「今年の10月に、誰かとだ」 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期となっている。…

プロモーターのギボンズ氏「今年の10月に、誰かとだ」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期となっている。延期が長引く状況で、カシメロのプロモーター、ショーン・ギボンズ氏はフィリピン人ファイターの試合日を「10月」と明言する一方で、対戦相手について、井上の名前を挙げず。フィリピンテレビ局「ABS CBNニュース」が報じている。

 コロナ禍の煽りを受けている3団体統一戦。キーマンのギボンズ氏はフィリピン人王者の状況について「カシメロはトレーニングを続けている。我々はいくつかの事を待っている状況だ」と話し、その上で「カシメロはリングに戻ることになる。今年の10月に、誰かとだ」と話したという。

 記事では「カシメロは日本のナオヤ・イノウエとの統一戦の列に並んでいたが、その計画はパンデミックの影響で台無しになった」と分析。続けて「ファイトが再調整されるかは依然として注視が必要だが、ギボンズはカシメロはしばらくの間、アクティブな状態でいると話している」と現状を伝えている。

 井上と共同プロモート契約を結ぶトップランク社のボブ・アラムCEOはコロナ禍で平常時の入場料収入が見込めないため、カシメロ陣営にファイトマネーの減額を求めたと報じられていた。(THE ANSWER編集部)