三重県松阪市は、県内で唯一、フルマラソンの部門がある「みえ松阪マラソン」(12月20日予定)について、新型コロナウイルスの「感染リスクを排除できない」などとして、初開催をほぼ1年後の来年12月19日に延期することを29日決定し、発表した。

 市は、ランナーの募集要項を今年3月下旬に発表。日本陸上競技連盟から公認コースの認定を受けるなど準備を進めてきたが、感染拡大により4、5月に予定していたランナーのエントリー開始を延期。竹上真人市長は、今年の開催の可否について「夏ごろに判断する」としていた。

 今年度予算に6千万円余を計上した事業費は、募集要項の郵送料やコースの公認料などで約120万円を使用済みだが、来年に向けたPR費などを除いて精算し、減額補正する考え。市スポーツ課など、増員した実行委員会の体制は維持するという。

 企業などの協賛については「来年の大会に向け、今後も募集する」とし、すでに1千万円以上の協賛者「プラチナパートナー」となっている第三銀行グループ、百五銀行、北村組にも引き続き協力を要請する。

 竹上市長は「安全・安心な大会運営に支障をきたしかねない。ご迷惑を最小限にするため、エントリー開始前に延期するのが最善と判断した」と話した。

 市では、同マラソンの前身で最終回となるはずだった第15回松阪シティマラソン(3月15日予定)も、コロナ禍で中止を余儀なくされた。(中川史)