メジャー通算234本塁打のカルロス・ゴンザレス外野手(34)と、元中日で日米通算95勝のチェン・ウェイン投手(34)がそろってマリナーズからマイナー契約を解除されていたことが28日(日本時間29日)までに分かった。傘下3Aタコマが所属するパシフィックコースト・リーグの公式サイトで発表された。

 ベネズエラ出身のゴンザレスは08年にアスレチックスでメジャーデビュー。同年オフにロッキーズへトレードされ、10年に打率・336で首位打者に輝き、34本塁打、117打点を記録した。15年には自己最多の40本塁打をマーク。18年に打率・276、16本塁打、64打点を残したが、球団の構想から外れ、FAでインディアンスとマイナー契約で合意した。4月中旬にメジャー昇格するも30試合で打率・210と力を出し切れずに戦力外となり、カブスへ移籍したが、15試合で打率・175と結果を残せなかった。

 マリナーズとはキャンプイン直前の2月にマイナー契約を結び、オープン戦は9試合に出場して打率・273(22打数6安打3四球)、出塁率・360、0本塁打、2打点だった。メジャー通算成績は1377試合、打率・285、234本塁打、785打点。

 同選手の去就に関しては新型コロナウイルスの感染拡大により、マイナー契約選手の大量解雇の情報が流れる中、5月下旬に米記者がツイッターで同選手の戦力外を伝えた。しかし、翌日に「マリナーズから解雇通告を受けていなかったと今、聞いた。早まってしまったことを謝罪します」とつぶやいた経緯がある。

 一方、05年から11年まで中日でプレーし、実質4年で36勝を挙げたチェンは12年にオリオールズでメジャーデビュー。4シーズンで3度の2桁勝利をマークするなど、実績を残して16年にマーリンズと5年8000万ドル(約85億8000万円)で合意した。

 しかし、新天地では左肘の故障に苦しみ、3シーズンで9勝止まり。昨季は中継ぎで45試合に登板し、0勝1敗、防御率6・59だった。20年の契約2200万ドル(約23億6000万円、マーリンズが全額保証)を残して戦力外となり、その後、マリナーズとマイナー契約で合意。オープン戦では2試合に登板し、0勝1敗、防御率10・80だった。メジャー通算成績は219登板、59勝51敗、防御率4・18。

 ゴンザレスとチェンの代理人を務めるのは日本や韓国で多くの契約選手が抱えるスコット・ボラス氏。7月23日に開幕する米大リーグの他球団を含め、今後の移籍先が注目される。