6月24日のトレーニング後、川崎のDF登里享平がオンライン取材に応じてくれた。

 この日、Jリーグは、公式戦再開を前に全選手や審判員らを対象に実施した新型コロナウイルスのPCR検査で、陽性反応がなかったことを発表。登里も陰性の結果に安堵し、今後、2週間ごとの定期的な検査も「安心できる」と笑顔で話した。

「すごくホッとしました。逆に陽性が出たらという不安もありましたが、安心して試合に臨めるので、こういう提案をしていただいたJリーグの方にも感謝したいです。(2週間ごとの検査も)安心できます。プロトコルの部分も共有していただいて、クラブもそうですし、Jリーグも選手をすごく守ってくれているので、気持ち的に安心しています」

 登里は日本プロサッカー選手会の理事(副会長)も務め、リーグ側との話し合いの場にも参加してきたという。

「Jリーグの方もそうですし、選手会の理事同士もそうですし、事務局も含めて、リモートで話す機会が多く、どう改善していくべきかなど密に意見交換できました。選手の不安を意見集約してJリーグの方と共有し、考えさせられることが多かったです。リーグがこうやって再開されますが、改めてJリーグの方たちは、クラブ、選手、サポーターに歩み寄ってくれているなと感じます。これからも一緒に歩んでいきたいです」
 チームとしては活動再開から3試合のトレーニングマッチを実施。相模原、町田らを相手に3連勝と結果を残しており、登里も「連戦を想定したなかで練習試合をやって、体力的にきつい部分もありましたが、怪我なく終えられましたし、個人的なコンディション、チームの連係も上向きに来ているので、すごく良い試合になりました」と手応えを語る。

 今季、川崎は4-3-3を導入。新型コロナウイルスの影響による中断前にはルヴァンカップ・清水戦(〇5-1)、リーグ開幕戦・鳥栖戦(△0-0)を戦い、登里は左SBとしてともに先発。新布陣に関しては「よりアグレッシブにサッカーをやる」との印象を口にし、好守でのポイントも説明してくれた。

「守備の部分ではスライドのところ。よりアグレッシブに、前の選手がアプローチをかけたところに付いていかなくてはいけないですし、ラインの上げ下げもすごく意識しています。

 攻撃は昨年と違ってより前に関わる、ゴール前に顔を出す回数が多く、練習試合でも(チームとして)ゴールを取れたので、しっかりやっていきたいです。(攻撃では)相手の陣形を崩すというところ、相手のCBを引き出すところもそうですし、相手の変化を見つけるのはすごく重要になってくるかなとSBをやっていて感じます」

 チームとして攻撃のさらなる進化を求めるなかで、今季は登里も例年以上に得点に絡む仕事が増えるはず。

 目標は「こういう状況ですが、優勝を狙っていきたいですし、個人的にもゴールやアシストを増やしたいです」とのことだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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