バルセロナを率いるキケ・セティエン監督が、ラ・リーガ第31節のアスレティック・ビルバオ戦の前日会見に臨んだ。『ESPN』が伝えている。 19日に行われた第30節のセビージャ戦で0-0の手痛い引き分けを喫したバルセロナ。同節でレアル・マドリー…
バルセロナを率いるキケ・セティエン監督が、ラ・リーガ第31節のアスレティック・ビルバオ戦の前日会見に臨んだ。『ESPN』が伝えている。
19日に行われた第30節のセビージャ戦で0-0の手痛い引き分けを喫したバルセロナ。同節でレアル・マドリーが勝利を収めたため、勝ち点は並んでいるものの、首位の座を奪われている。
首位奪還を目指すセティエン監督は、今季の公式戦で連敗している難敵とのホームゲームに向けて警戒感を口にしている。
「アスレティックは皆が知るようにタフなチームだ。同様に守備面でも優れている。カップ戦(コパ・デル・レイ)で対戦した際、我々はゲームを支配していた。だが、彼らは1つのチャンスで我々を敗った。通常、我々が試合の主導権を握る展開となるが、彼らは常に幾つかのオプションを持っている。打ち負かすのは容易ではない」
「こういった試合では忍耐が重要になる。予想通りの展開になる可能性もあるが、カップ戦のように予測できないことが起きるかもしれない」
「データは気にしない。アスレティックは我々に多くの問題を引き起こすチームだ。カンプ・ノウでは非常に良い連勝記録を持っているが、難しい試合になることを確信している」
「彼らの弱点に目を向けつつ、ウィリアムズを筆頭とするスピードを警戒している。ただ、我々のアプローチはホームとアウェイで常に同じだ。変わらないよ。そして、ライバルは常に恐怖心を抱いてカンプ・ノウへやってくるはずだ」
また、セティエン監督はここ最近話題を集めるライバル、マドリーに関するレフェリング問題についても言及している。
マドリーは21日に行われた第30節のレアル・ソシエダ戦を2-1で勝利。だが、FWヴィニシウス・ジュニオールのPK獲得や、FWカリム・ベンゼマの得点シーンに関するVARを用いた判定が物議を醸していた。
そして、セティエン監督はVARの運用について、新たな進展が必要だと語っている。
「我々にはコントロールできないことがある。我々に依存しないことがね。マドリーの試合は誰もがその場面を目撃していたが、それぞれが判断することだ」
「確かに、VARはフットボールをより良くする可能性を持ったツールだと思う。だが、より正確なビジョンを得られる形で運用しなければならないと思う。理想は様々な角度からプレーを判断できるオプションとしての使い方だ」
「VARは実際のプレーをより鮮明に見せてくれる。ただ、状況によってレビューさせる場面、されない場面あり、それについて考えさせられるところもある」