Jリーグは6月22日、NPB(日本野球機構)と共同で開催している第10回「新型コロナウイルス対策連絡会議」を開催。その後に記者会見を行なった。

 すでに6月19日に開幕を迎えたプロ野球と、J2再開・J3開幕を6月27日に、J1再開を7月4日に迎えるJリーグは、政府の方針が緩和される7月10日以降、観客を入れて公式戦を行う方針を明らかにした。

 会見に出席したNPBの斉藤惇コミッショナーは「状況を勘案しなければいけないが、よほどのことがなければ7月10日からお客さんを入れると宣言していきたい」とし、Jリーグの村井満チェアマンも「同様の考え方でおります。政府見解、専門家の助言を踏まえて準備して臨みたい」と明言した。

 同会議の専門家からは「これほど待ち遠しかったことはない」、「国民全員が幸せになった」と無事にプロ野球が開幕したことでの喜びや安堵の声も聞こえた一方で、専門家チームの東邦大、舘田一博教授は「まだ予断は許さない状況が続いている。来週、再来週の感染者数を見て、東京アラートが出るか、国の方針がどうなるかを参考にしていく」と万全の体制を整える必要性を呼びかけ、『今、ここではやるべきではない』というコンセンサスが出た場合には、7月10日以降も観客を入れずに開催する可能性も指摘した。

 今後、観客入場が予定どおりに行なわれるかどうかは「行政との関連が一番大きい。スポーツ庁、都道府県知事の考えに従っていくことになる」との見解を示した。

 専門家会議に座長を務める東北医科薬科大、賀来満夫特任教授は「観客がクラスターをつくることは選手にとっても、リーグにとっても、国民にとってもショックなこと。みんなでウィズコロナの時代を協力して応援していこうとお伝えできれば」と観戦者に従来とは違った形の“新たな応援スタイル”を呼びかけた。

 今週末から再開・開幕されるJリーグ。7月10日にはJ2第4節のファジアーノ岡山対ギラヴァンツ北九州戦がシティライトスタジアムで開催予定。11日にJ1第4節の2試合、J2第4節の10試合、J3第3節の8試合が、12日にJ1第4節の7試合とJ3第3節の1試合が予定されている。

 政府の方針では、これらの試合から観客数5000人か、収容人数の50%の少ないほうを目安とした人数で、Jリーグの策定したガイドラインではさらに、座席間隔を「半径1メートル以上」取ることによって、制限付きではあるものの、観客の入ったスタジアムでの公式戦が行なわれる見通しだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部