J1神戸のトルステン・フィンク監督(52)が15日、神戸市内の非公開練習後、オンラインでの取材に応じ、現役時代に指導を受けたオットマール・ヒッツフェルト氏(71)に倣ったマネジメントで過密日程を乗り切る考えを示した。

 7月4日の再開後は毎月6試合を戦う過密日程が待ち受ける。フィンク監督は「一番大事なのは私が若手選手を信じること。スタメンの11人がシーズンを通して毎試合出場するのは現実的ではない。ケガ人を避けたいし、選手のローテーション(入れ替え)が大事になる」と総力戦の重要性を説いた。

 指揮官がローテーションの手本として名前を挙げたのが、自身が現役時代に所属したドイツ1部バイエルン・ミュンヘンで監督を務めていたヒッツフェルト氏だった。ドルトムントとバイエルンで欧州チャンピオンズリーグを2度制し、スイス代表監督として2度のW杯に出場した世界的名将について「コミュニケーションがうまく、選手1人1人と話して(選手の置かれている)状況や入れ替えの重要性なども説明してくれた。こちらでも取り入れたい」と語り“ヒッツフェルト流”で連戦を乗り切る構えだ。

 今季の神戸は27人の少数精鋭で臨むが、フィンク監督は「私の経験上、27人で足りている。数より質が大事」と強気の姿勢を貫く。20日には本拠地ノエビアスタジアムで、練習再開後、初の練習試合(45分×3本)を完全非公開で行う予定で、全選手にプレー時間を与えるという。