茨城県内に拠点を置くサッカーJ1鹿島アントラーズとJ2水戸ホーリーホックが19日までに、新型コロナウイルス感染拡大を受けて4月から休止していたトップチームの練習を再開した。両チームとも少人数に分けて実施するなど感染防止対策を徹底している。

 先月17日から練習を休止していたJ2水戸は19日、トレーニング施設がある「アツマーレ」(城里町小勝)で練習を再開。風雨が落ち着いた昼過ぎ、山あいの練習場で、選手らは久しぶりに芝生を踏みしめた。

 感染防止のため、約10人ずつ3グループに分かれて、ストレッチやランニング、ボールを使った基礎練習などを行った。「ハイタッチ、ダメだよな」と選手らが「ひじタッチ」する場面も見られた。選手ごとのドリンクボトルを準備し、用具の消毒も行っていた。

 練習後、FW中山仁斗(まさと)主将(28)は「仲間とボールを蹴って練習できるのは気持ちいい。リーグ再開のめどは立っていないが、自分たちは全力で準備するだけ。応援してもらえたらうれしい」と話した。

 J1鹿島も、先月7日から休止していたトップチームの練習を18日に再開した。感染防止のため、最大8人ずつ4グループに分けて練習する。練習見学やクラブハウス施設の一般利用は、引き続き中止する。

 2020シーズンは、J1とJ2のリーグ戦が2月下旬に開幕。だがコロナ禍で第1節のみを消化し、公式戦を中断している。Jリーグによると、リーグ戦の再開時期は未定という。

 今シーズンの成立条件は、リーグ全試合の75%、かつ各クラブが50%以上の試合を消化すること。基準を満たせば、J2、J3の上位2クラブが自動昇格する。満たさなければ不成立とみなし、昇格は行われないという。(伊藤良渓、小島弘之)