8月31日~9月13日に開催が予定されている「全米オープン」。運営側であるUSTA(全米テニス協会)は現地4月30日、その開催検討に関する声明を発表した。大会公式サイトによると、USTAは「目標は、2020年の全米オープンを現在予定されてい…

8月31日~9月13日に開催が予定されている「全米オープン」。運営側であるUSTA(全米テニス協会)は現地4月30日、その開催検討に関する声明を発表した。

大会公式サイトによると、USTAは「目標は、2020年の全米オープンを現在予定されている日程でニューヨークにおいて開催することだ」「実際、ニューヨークのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで、ファンと一緒に全米オープンを予定日に開催するという私たちの計画は、現在も継続している」と、予定通りの開催を目指す意向を示している。

しかし、その一方で「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に関しては、不確実かつ目まぐるしく状況が変わることを認識しており、無観客というシナリオを含め、他の多くの不測の事態を積極的にモデル化してきた」としている。

今シーズンの他のグランドスラムでは、すでに6月29日~7月12日に予定されていた「ウィンブルドン」が中止に。「全仏オープン」は開幕が5月から9月に延期された。

そんな中、USTAは「私たちは全米オープンに関するあらゆる可能性を検討しているが、開催地や開催日を変更する可能性は現時点では最重要事項ではないということを明確にしておきたい」「全米オープンに関するすべての決定において最も重要なのは、大会に関わるすべての人々の健康と安全だ」と表明。

その上で「現時点では、全米オープンの開催に関する決定は6~8週間後(6月中旬)に行うことを目標としている」と、判断時期について見通しを示している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」男子シングルス決勝の様子

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)