韓国の全国スポーツ紙『スポールソウル』日本語版が、日本での待機が続く韓国人Jリーガーたちの現状にスポットライトを当てた。

 新型コロナウイルスの脅威が日本国内で広がるなか、Jリーグは第1節(2月21~23日)を終えて以降、長期の中断期間に突入した。最短で6月13日の再開を目ざしているが現実味に欠けており、いまだ先行きが不透明な状況だ。各クラブも大半がチーム練習再開のメドが立っていない。選手たちは自宅での待機を余儀なくされ、自主トレーニングに精を出している。

 同紙は日本における最新の感染状況を伝えながら、「現在の日本の雰囲気を見ると、Jリーグで活躍している韓国選手の健康状態も憂慮せざるをえない」と記述。キム・ヨングォン(ガンバ大阪)、ナ・サンホ(FC東京)、キム・スンギュ(柏レイソル)、クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)ら30人を超える韓国人選手が在籍している事実を明かし、「彼らの大半は日本に滞在し、シーズン再開を待っている」と報じた。

 そして、「実際、このような時は選手の立場からすると、新型コロナがある程度落ち着いた韓国にいたほうがいい」と主張。「韓国と日本は物理的な距離が近いのでその気になればいつでも渡ってくることができるが、チームの事情を考慮すると、離脱は難しい」と続けた。

 さらにJリーグの事情に詳しいあるエージェントのコメントを引用。その人物は「当然、韓国に戻ったほうがいいが、チームに他の外国人選手もいたため、個人行動は容易ではない。チームの許可を得なければならないのに、一人だけ韓国に帰るというわけにはいかないじゃないか」と語り、「気をつけて過ごすしかない状況だ。外出を控えながら健康管理に心掛けている」と説明している。


 感染の拡大が鎮静化しつつある韓国では、Kリーグが無観客試合ながら5月8日の開幕をひとまず決定した。

 同紙は「一方で日本はJリーグの開店休業期間が長期化する兆しを見せている」と論じ、「2か月以内に再開されるとは思えない。(韓国の)選手たちもこの点を認知している。どうすることもできないので、健康に気をつけながら待たなければならないようだ」といった別の関係者の発言を紹介している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
参照元●スポーツソウル日本語版