[記事提供:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)] こんにちは、飛距離アッププログラムを担当しておりますトレーナーの松澤です。このコ…

[記事提供:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]

 こんにちは、飛距離アッププログラムを担当しておりますトレーナーの松澤です。

このコラムでは、飛距離アップ及びパフォーマンスアップの為のウェーブリングを使った体感覚の目覚めと実際の体幹と呼吸の使い方の重要性から、最後に飛ばせるアドレスを作る方法についてご説明させていただきたいと思っています。

今回はまずウェーブリングというギアを何故使うのか?ということについてと、その効果効能と【巻き肩】の改善と対策を一つをご紹介したいと思います。

(1) ウェーブリングとは


身体動作研究家の牧直弘氏が10年以上の年月をかけて開発し、日本だけでなく世界でも結果を出しているセルフコンディショニングギアになります。

フィットネス界では様々なギアが流行り廃りで出回る中、牧先生は10数年以上これ一本で十分に身体能力の向上や健康維持に役立てることを行うメソッドを開発し続けています。

そして、私が6年間愛用している中でクライアントさんのほとんどの方が愛用し、旅行やゴルフの際のメンテナンスのお供の必需品となっている優れものです。

これが一つあると筋膜のリリースからストレッチそして筋トレまで出来てしまいます。

この形状に大きな特徴を持っており、人間のボディアーチを引き出すことができる、すなわち正しい姿勢を作ること=機能的体の使い方で効率よいパフォーマンスを簡単に引き出すことが可能です。

ウェーブリングとは色により硬さも異なり用途が多様なこのようなギアになります。

リリースにはソフトリングがおススメです。

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飛ばしてスコアアップの為の直結エクササイズ「効率の良い腕の使い方」編 https://cocokara-next.com/fitness/exercise-to-improve-your-score-01/

(2) 理想のアドレス姿勢について=ニュトーラルからパワーを出すために

近年、やっとゴルフもアドレス姿勢が大事と言われるようになってきました。

他のスポーツでは特に【構え】=【アドレス】が基本とされています。

ただ、ゴルフを楽しむ上で、どのようなアドレスを取ると良いのか?基本とは何か?はとても曖昧です。

そこで私の中では、アドレスの定義を【すぐに動き出すことのできる各関節がニュートラルな姿勢】と定義づけています。

車のギアと同じですね。バックにもドライブにもすぐに入れられる状態が理想です。

つまり、筋肉の強い力みのないことが理想のアドレスです。無駄に踏ん張ったり無駄に脇の誤った締め方をした状態からは、始動時に一度力を抜かないと動き出すことはできません。

それではもう多くの方がご存じだと思いますが、正しい姿勢のチェック方法についてです。

横から見たときに、耳の穴、肩峰、大転子、膝の中心、くるぶしの中心より少し前が一直線になっているのが一般的に良い正しい姿勢と言われます。

が、こちらもかなり曖昧だと思いませんでしょうか?

兼ねてから私もこれに疑問を持っていました。チェックがとてもしづらいのです。

少し前とはどのくらいで、膝や大転子の中心は見えません。

と思っていましたら、先日トライ体幹理論の中川隆先生とご縁することができ同じ見解を持たれ、正しい姿勢に対し中川先生は【正しく身体を使える姿勢】と定義されていて大合点したところで、ウェーブリングを使い牧先生と飛ばしの為のそのアドレス作りのプログラムを開発中です。

最後でその一部をご紹介します。

(3) ほとんどの日本人が猫背で巻き肩

一般的な姿勢チェックリストを見ると4つに姿勢が分類されます。

a. スウェイバック、b. 反り腰、c. 猫背、d. 正しい姿勢

でも実際、腰が反っていてもほとんどの方が猫背になっていることが多く、これは日本人のDNA的な問題が大きいと言われていますが、最近は特に、スマホやパソコン、デスクワークの影響における腹圧の低下によるものと考えられています。

この腹圧についても飛ばしにとって重要な要素になりますので、また後編で触れたいと思いますが、単純に、巻き肩の状態では機能的なスイングをすることは難しく、また怪我や病気の原因にもなってしまいます。

特に四十肩や五十肩で悩まれている方は、是非このシンプルで有効なエクササイズに取り組んでみてください。

のちに飛距離アップに大きな貢献をしてくれることとなります。

最後に巻き肩改善エクササイズです

まず、巻き肩で一番強く頑張ってしまっている小胸筋をほぐしましょう。

この筋肉は、肩甲骨を下制させるのに特に役立つ筋肉です。

ここが硬く頑張っていると肩が上がった状態になり、つまり肩が上がった状態では重要となる腕の力を抜くということが出来ません。

そしてまた猫背を招き呼吸にも影響していますから、しっかりとほぐしていきましょう。

リングは、このように持つと力を与えやすいです。

小胸筋は大胸筋の中にあり、このように肋骨の上の部肋骨の3,4,5番についています。

肋間に沿ってしっかり目にほぐしてください。

猫背気味の方、巻き肩の方はかなり痛いと思いますが、胸が早速開いてくる感じと肩の位置が変わるのを確認できると思います。


なんとなく鎖骨に沿って胸鎖関節を目覚めさせることを目的の一つとして小胸筋、前鋸筋を特にしっかり剥がしましょう。


鎖骨から腕を使えるようになるとパフォーマンスは格段に上がります。

最後に大胸筋もリリースしてみましょう。

他にもリリースしていくポイントはありますが、ここをおさえるだけでかなりの効果を感じられるかと思います。


いかがでしょうか?

行った方の腕とまだ行っていない方の腕を回した感じや、すでに肩が落ちている方や後ろに戻った方もいらっしゃるかと思います。

また大きく息を吸ってみると、左右の胸に差が生まれているかもしれません。

是非反対側も同じように行ってみてください。

そして最後にリングを後ろで持ち、肩をストレッチしながら回しておきましょう。

リングを両手で持つことで左右差があったとしても、左右一対の動作を引き出すことができます。

さて、スイングも【構築する】と言われるようになってきました。

つまり構築するためには、土台である身体自体の立て付けがとても重要であり、動かしていくにあたっては感覚受容器の目覚めがとても大切です。

私のセッションは、いつも基本的なことがメインですが、基本こそ曖昧であるがゆえにおざなりにされがちですが、基本の中に上達の秘訣が隠されています。

正しく身体を使うことにより、身体的にも精神的にもストレスのないゴルフを楽しんでください。

[記事提供:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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松澤 亜希子(トータルゴルフフィットネス)

ツアープロを目指すも、ケガにより断念。その後プロ帯同キャディやマネージャーとして第一線を経験する。身体に負担のかからない日本人古来の身体の使い方にフォーカスしたスイングを追求、コーチング・脳科学・フロー理論栄養学・事を成すメカニズムなどの成功哲学を学び、トータルでゴルファーを支えるゴルフレッスン活動を展開。トータルゴルフフィットネスではゴルフトレーナー&スイングコーチとして活躍中。