季節外れのサンタクロースが現れた。世界ランキング40位のニック・キリオス(オーストラリア)はコート上での暴言などで批判も多々浴びているが、彼が深い思いやりを持っていることは誰にも否定できない。…

季節外れのサンタクロースが現れた。世界ランキング40位のニック・キリオス(オーストラリア)はコート上での暴言などで批判も多々浴びているが、彼が深い思いやりを持っていることは誰にも否定できない。彼はInstagram上で信じられないようなことを申し出たのだ。それは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により生活が苦しくなった人々に援助を申し出るメッセージだった。豪Fox Sportsが報じている。

「もし誰かが働けなかったり、収入がなくて食べるものがなくなってしまったり、厳しい時を過ごしているなら…お腹を空かせたまま眠るようなことはしないで。恐れたり、恥ずかしいなどと思わずに僕にメッセージを送って欲しい。喜んで僕の持っているものを分け与えるよ。ヌードルとかパンとか牛乳とか、家の前に置いておくよ、何も聞いたりしない!」

危急の時にキリオスが素晴らしいリーダーシップと思いやりを示すのは、これが初めてのことではない。24歳のキリオスは、オーストラリアの森林火災の時にも、他の選手たちと中心になって寄付活動、啓発活動を行ってきた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATPカップ」でのキリオス

(Photo by Jono Searle/Getty Images)