世界陸連は7日、2021年7月23日開幕の東京オリンピック(五輪)の出場権をかけた選考期間を11月30日まで凍結すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、アスリート委員会や各地域の理事などと協議して決定した。日本陸連が今秋に延期した日本選手権をはじめ、11月末までに大会が再開できても、東京五輪の参加標準記録にはカウントせず、停止している世界ランキングの動向にも影響しない。

 一方で世界記録などについては、これまで通り認める。世界陸連のセバスチャン・コー会長は声明で、「この期間は五輪の選考会実施を中断することで、各選手の準備が明確になる。選手によって入国制限や移動制限の影響が異なる中で、これが一定の公平性を保てる最良の選択だと思う」などとコメントした。選考会は12月1日から再開し、男女マラソンと50キロ競歩は21年5月31日、他の種目は6月29日が期限となる。

 また世界陸連は8日、東京五輪の日程変更に伴い、22年に延期していた米オレゴン州での世界選手権を7月15日~24日に実施すると発表した。当初は21年8月6日~15日に行う予定だった。(ロンドン=遠田寛生)