グランドスラムで11度優勝したビヨン・ボルグ(スウェーデン)。その息子であるレオ・ボルグ(スウェーデン)がチャレンジャー大会に初出場したとTennis World USAが報じている。ビヨン・…

グランドスラムで11度優勝したビヨン・ボルグ(スウェーデン)。その息子であるレオ・ボルグ(スウェーデン)がチャレンジャー大会に初出場したとTennis World USAが報じている。

ビヨン・ボルグは1970年代前半から1980年代前半にかけて活躍した選手で、「全仏オープン」で6度、「ウィンブルドン」で5度の優勝を飾った。またジョン・マッケンロー(アメリカ)とのライバル関係でも注目された。

その息子で現在16歳のレオが、現地18日、「ATPチャレンジャー ベルガモ」でワイルドカード(主催者推薦枠)をもらってデビュー。男子シングルス1回戦で、18歳のツェン・チュンシン(台湾)と対戦した。だが、元ジュニア世界1位の前に3-6、1-6と完敗し、初勝利を飾ることはできなかった。

Tennis Tour Talkによると、レオは「最初は父と比較されることを自分の中で整理するのが難しかったけど、今は気にしていないよ」と語っている。また、父親の試合映像を見たことがないようだ。

「YouTubeで試合の動画を探したことがないんだ。もちろん、今日も父親と試合前に話しをして、試合を楽しんで勝敗のことは考えるなと言われたけどね」

レオのキャリアはまだ始まったばかり。次はフランスのチャレンジャー大会に同じくワイルドカードをもらって出場予定だという。

「僕はジュニアとプロの大会を組み合わせようと思っている。ジュニア大会にも戻るが、チャレンジャー大会やITF大会にも出場してATPポイントを獲得したい」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「レーバー・カップ」でのビヨン・ボルグ

(Photo by RvS.Media/Robert Hradil/Getty Images)