1997年熊本出身の村山巧弥選手は、脳性麻痺でありながら、約2年前から立位テニスに懸命に取り組んでいる。村山選手は、パラ競技の事は、働き始めてから知り、自分にも輝ける場所があると思い、挑戦をは…

1997年熊本出身の村山巧弥選手は、脳性麻痺でありながら、約2年前から立位テニスに懸命に取り組んでいる。

村山選手は、パラ競技の事は、働き始めてから知り、自分にも輝ける場所があると思い、挑戦をはじめた。

先ずは趣味で硬式テニスを始め、今では立位テニスで大きな目標も出来て、楽しく活動している。

村山選手に「夢は?」と聞くと、「立位テニスの世界ランキング1位目指している!」と即答。

同じ立位テニスの国際大会優勝経験もある髙野選手に食いついて頑張って行きたいそうだ。

熊本出身の村山選手は、良い意味の「肥後もっこす」

2年前に、立位テニスをする為に脳性麻痺があるので怪我予防と筋肉を伸ばす為の手術まで行った。

そのおかげで、今は楽しくテニスも出来るようになり、昨年12月にはアメリカの立位テニスの大会で準優勝!

今は、練習ばかりで遊ぶことも出来ないが、とても楽しいし、中学、高校と過去は、がむしゃらに生きていなかったが、今は働きながらも本気で立位テニスに取り組め、自分に良い刺激になっていると目を輝かせて語った。

テニスは、がむしゃらにやれるところが好き!と言う村山選手の言葉の中で、一番印象に残ったのは「1日1日!1秒1秒!一球一球!大切にする」という言葉だ。

この言葉は、命に限りがある人間にとって、忘れてはいけない大切にしなければいけない想いだと思う。

海外での試合の為に、英語の勉強にも取り組む頑張り屋の村山選手。

彼のこれからの活躍を、私もがむしゃらに応援したいと思う。

スポーツ庁も推奨する「スポーツSDGs」の取組みとして「全国選抜高校テニス大会」 実行委員会は、手や足に障がいを持つ身体障がい者の方が車いすではなく、立って行うテニス競技「立位テニス」の認知拡大の応援活動も行う「第42回全国選抜高校テニス大会」は、3月20日(開会式)~26日まで博多の森テニス競技場で開催される。

全国選抜高校テニス大会 チーフアドバイザー宮崎愛伎代

※写真は村山巧弥選手(©全国選抜高校テニス大会実行委員会)