女子テニス国別対抗戦「フェドカップ」の予選ラウンド(2月7日~8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)で日本がスペインと対戦。2日目の第3試合シングルスで、世界137位の奈良くるみ(日本/安藤…

女子テニス国別対抗戦「フェドカップ」の予選ラウンド(2月7日~8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)で日本がスペインと対戦。2日目の第3試合シングルスで、世界137位の奈良くるみ(日本/安藤証券)が世界55位のカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)に1-6、3-6で敗れた。この結果、日本代表は0勝3敗でスペインに敗れ、決勝ラウンド進出はならなかった。試合時間は1時間15分。

当初の予定では、この第3試合シングルスに大坂なおみ(日本/日清食品)が出場を予定していたが、代わって奈良が出場。大坂は初日に世界78位のサラ・ソリベス トルモ(スペイン)に0-6、3-6の完敗を喫していた。

第1セットの序盤3ゲームを連取され、いきなり2つのブレークを喫した奈良。第4ゲームでブレークを1つ返した奈良だが、直後にまたもブレークされ、追いつくことができない。そしてそのまま最後もブレークを許し、1-6と大差をつけられて第1セットを落とした。

第2セットも第2ゲームでブレークを喫し、追う立場となった奈良。第1セットとは違い、これ以上ブレークポイントを握られることなく、サービスゲームをキープしていく。しかし、奈良がポイントリードをする場面も幾度かあったものの、ブレークポイントを握ることができない。第8ゲームで2本のマッチポイントをしのいだ奈良だが、続く第9ゲームでスアレス ナバロのサービスゲームを破ることができず、3-6で第2セットを落として敗れた。

これで日本代表は対スペイン戦で0勝3敗となり、予選ラウンド敗退が決まった。

相手のホームでの試合、そして経験の少ないクレーコートでの試合という、不利な条件が重なったとはいえ、日本はシングルスで1セットも奪うことができなかった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「フェドカップ」での奈良くるみ

(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)