19日に白馬村で行われた超絶雪山バトル、FWTの大会アーカイブ映像が(21日午前5時)全世界で一斉配信された。
スキー・スノーボードのフリーライド大会「FWT Hakuba Japan 2020 @ HAKUBA VALLEY」が今年も開催され、白馬大会は大盛況で幕を閉じた。
「FWT」とは、「Freeride World Tour」の略で、自然のままの地形を滑りそのテクニックやスタイルを競うフリーライドの世界一を決めるツアーのこと。白馬を開幕戦として毎年、カナダ、アンドラ、オーストリア、スイスと計3大陸・5ヵ国で開催される大会だ。
フリーライドスキーとスノーボードの競技は、決められたスタートとゴールの他は、地形と雪質を読み、頭に描いたラインにDrop In。ジャッジは、ラインの難易度、コントロール、流動性、ジャンプ、技術の5つの採点基準をもとに行われる。
(山の天候により開催が直前で決定するFWT)19日に開催された「FWT (Freeride World Tour) Hakuba Japan 2020 @ HAKUBA VALLEY」では、世界から選出されたトップ46の選手によって2020年のフリーライド世界一が決定している。
激しい滑り出しや、圧巻のスピード感、パウダースノーと山々のコントラスト、そして圧倒的な世界レベルの技術とフィジカルが披露され、今年も見どころは無限大だ。
日本時間あす21日(火)午前5時、FWT公式YouTubeとスポーツブルで配信される動画で、大迫力の最新映像が体感しよう。
「Here is the FWT20 Hakuba broadcast time. Find your local time in the video above. Tune in to watch on our Facebook page, Youtube or website. See you there! #FWT20」
上記のメッセージとともにFWT公式Facebookでは18日午後、世界中のFWTファンが待ち望む最新情報が更新された。
TOKYO(JAPAN)は、あす21日(火)の早朝5時に映像が解禁される。日本のFWTファンは早起きさえすれば、2020シーズンの最新映像をいち早くスマホやPCでチェック可能だ。
そして、2020年のFWT白馬大会では、観戦者に向けた様々な技術が施されたという。KDDIは、アクションスポーツの新技術を2020年の雪山でトライした。
KDDIの新技術、一つ目は臨場感あふれる大胆な試合撮影がキーワードとなっている。それが、この技術。
「空撮した映像をau4G映像伝送」
この撮影は、au端末(TORQUE G04)を選手が持ち、GPS情報に基づいて撮影用ドローンが自走し、空撮した映像をau4Gで映像伝送するというもの。アクションスポーツの中でも特に激しい競技といえるFWTは、雪山との向き合いも重要だ。
KDDIの新技術で撮影・伝送された映像は、雪山でのスポーツ観戦を「見える」化し、より「リアル」な「目線」で届けることにトライした。
そして、この「見える」化を「もっと見える」化させたのは、二つ目のKDDI新技術である。その名も!
「位置情報・高度・速度データのビジュアライゼーション」
わかりやすく解説すると、選手の雪山パフォーマンスがより詳しく観ることが可能になる技術だ。au端末(TORQUE G04)を選手が持ち、専用のアプリを通じて取得した位置情報・高度・速度データをビジュアライゼーション(情報可視化)し、選手のパフォーマンスを分かり易く観戦者に伝えることにトライした。
これら二つの新技術をさらに強固なものにするため、三つ目の新技術・対策が考案された。通信におけるトライには、この対策も重要だ。
「auLTE対策」
上記の施策を支えるために(白馬などの)大会エリア全面をauLTE対策をトライした。数年前のスキー場付近のエリアでは考えられないような新技術に向き合い、KDDIは雪山でもスポーツ観戦を可能にする「もっと観たい」というオーディエンスの目線に特化し、トライを続けている。
これらの利点※をいかした撮影・映像の新技術は、私たちユーザーが「観たことの無い景色」を観ることに繋がり、つまり「初めて観る映像」を可能にした。※新規性(「世界初」等)、特異性(「独自」等)、優位性(「最高」等)を示す
具体的には、FWTの大会で初めて、GPS情報に基づき自走するドローンで空撮した映像へTORQUEの専用アプリから取得する位置情報や高度、速度データをビジュアライゼーションした動画を配信することへと繋がったのだ。
雪山におけるKDDI新技術の道のりは、2020年も白馬から新たな施策が始まった。そう表現しても過言では無いだろう。どんな技術でも新しいことにトライするときには、成果や利益※といった結果が重要になるが、今年のFWTでは2つの柱がうちたてられた※個人や社会に与える、ポジティブな変化の具体例(個人なら生活、社会なら社会性)
KDDI新技術、一つ目の柱は「わかり易さ」
これまで一般の人には分かり難かったパフォーマンスの凄さを、数値化・3Dマップ化することにより、観戦する人々へ分かり易く伝えることにトライした。
KDDI新技術、二つ目の柱は「低コストの実現」
従来、映像中継が困難であったエクストリーム系スポーツについて、au4Gを活用することで低コスト・低労力で撮影、映像配信できることを検証し、さらにアマチュアスポーツへの応用も目標として設定し、トライを重ねた。
2020年のFWTの大会における「安全安心」の大会運営はもちろん、KDDIの技術者達の「トライ」も「オーディエンス」を魅了した。また来年もこの景色や風景が観られるように、そして、FWTという歴史ある大会が長野・白馬村で開催されることを願いたい。
文/スポーツブル編集部