男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)大会3日目の「グループF」第2戦。地元オーストラリア対カナダの試合で珍し…

男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)大会3日目の「グループF」第2戦。地元オーストラリア対カナダの試合で珍しい出来事が起こった。

その珍事は、第3試合ダブルスでのこと。オーストラリアのサービスゲームで、前衛のジョン・ピアース(オーストラリア)は相手の高く上がったリターンに対し、スマッシュを叩き込んだ。そのボールは相手コートのネット付近で大きくバウンドし、オーストラリア陣営のベンチ上空へ。

すると、ベンチに座っていた同国のNo.1選手アレックス・デミノー(オーストラリア)がサッと立ち上がり、片手を伸ばして見事そのボールをキャッチ。一緒に座っていた先輩ニック・キリオス(オーストラリア)らも驚きの表情を見せた。

そんなデミノーは今大会、世界7位(ランキングは12月30日付け)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)や世界15位デニス・シャポバロフ(カナダ)を撃破し、チームの勝利に貢献。開催国オーストラリアは一番乗りで決勝トーナメント進出を決めた。

プレー以外でも素晴らしい反射神経を見せたデミノー。オーストラリアのエースとして、このあともどのようなプレーを見せるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのデミノー(左)とキリオス(真ん中)

(Photo by Chris Hyde/Getty Images)