1月6日に開幕予定のキャンベラでのテニスの下部大会が、オーストラリアの南東部で続いている森林火災の影響を受け、会場を変更することをオーストラリアテニス協会が発表した。現在、キャンベラは先が見通…

1月6日に開幕予定のキャンベラでのテニスの下部大会が、オーストラリアの南東部で続いている森林火災の影響を受け、会場を変更することをオーストラリアテニス協会が発表した。現在、キャンベラは先が見通せないほど灰色で包まれており、健康被害も懸念されている。

同大会は当初オーストラリアの東部にある首都、キャンベラで行う予定だったが、森林火災の影響で街にも煙が到達。火災現場から離れた場所でも大気汚染が問題となっており、キャンベラから西に約600km離れたベンディゴで大会を行うことになった。

同大会に出場予定のダニエル太郎(日本/エイブル)はTwitterで「今年1週目からトラブル発生ですがまずは火事の悪影響受けてる皆に早い回復を願っています。僕もなるべく早くベンディゴに辿り着けるように頑張ります!」と投稿している。

この森林火災では、約5億匹の動物が死亡すると予想され、地元選手のニック・キリオス(オーストラリア)はサービスエース1本あたり200ドル(約21,700円)を寄付することを発表。すると、アレックス・デミノー(オーストラリア)、ジョン・ミルマン(オーストラリア)もサービスエースの本数だけ寄付することを発表した。

また、「ATPカップ」側も大会中に記録された全てのサービスエースの本数だけ寄付を行うことを発表している。

1月はオーストラリアで多くの試合が予定されており、今月の20日からは「全豪オープン」も行われる。同大会はメルボルンで開催されるが、一日も早い収束が願われる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は森林火災のために煙が充満した街並み

(Photo by Darrian Traynor/Getty Images)