昨年ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」で優勝し、今後の男子テニス界を引っ張っていく存在として注目される21歳で世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)。そのチチパスが「ATPカ…

昨年ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」で優勝し、今後の男子テニス界を引っ張っていく存在として注目される21歳で世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)。そのチチパスが「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)で新しいシューズをお披露目し話題となっている。

チチパスが新しく使用したのは、なんと靴紐がないように見えるシューズ。ウェブメディア Essentially Sportsによると、外から見ると靴紐がないように見えるが、実際は下層にあり、ダイヤルで調整するタイプのもの。これにより靴紐が切れる心配は少なくなるという。

チチパスは試合中に靴紐が切れてしまうことが多々あった。以前の記者会見では、靴紐がよく切れてしまうのは、フォアハンド側にスライドした時に擦れてしまうためで、左足はスペアを用意していることを話していた。

昨年の「ATP500 ワシントンD.C.」ではニック・キリオス(オーストラリア)と対戦した際、新しいシューズをキリオスが観客席からチチパスの元へ運んだ上、うやうやしく頭を下げて膝をついて渡したことで笑いを誘ったが、今後はそういった可能性は少なくなりそうだ。

ただその新しいシューズで臨んだ2020年の初戦、世界15位のデニス・シャポバロフ(カナダ)との対戦では、6(6)-7、6(4)-7と、2セットともタイブレークの競り合いの末チチパスは敗れた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのチチパス

(Photo by Bradley Kanaris/Getty Images)