男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の大会2日目、グループBの日本対ウルグアイの第2試合で、世界73位の西岡…

男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~1月12日/ハードコート)の大会2日目、グループBの日本対ウルグアイの第2試合で、世界73位の西岡良仁(日本/ミキハウス)が、世界45位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)と対戦。6-0、6-1で西岡が勝利し、日本が2勝0敗とし、勝利が確定した。試合時間は54分。

西岡は第1試合でストレート勝利を挙げた添田豪(日本/GODAI)に続けとばかりに第1セットを6-0で先取する。

さらに、珍しくアンフォーストエラーの多いクエバスからゲームを連取する西岡。第2セットでもボールをシビアに追いかけてクエバスを圧倒し、第1セットから11ゲーム連続で連取しゲームカウント5-0とした。ここで初めてクエバスにサービスキープを許すも、続く第7ゲームをしっかりと取り、6-1で第2セットを連取して勝利を決めた。

試合後のオンコートインタビューで西岡は「僕は背が高いわけじゃないし、パワーもあまり無いので、いつも考えながらポイントを取っていかなければいけない。そこが去年から上達してきた。だからこそ、今年はもう少しアグレッシブにプレーすることを心がけていて、それが今日はできたと思う」と試合を振り返った。

また、リターンのミスは試合を通して1本だけ、と伝えられると思わず笑顔がこぼれ、会場からも拍手が起こった。

これで2勝0敗とした日本は、この後行われるダブルスを待たずして対ウルグアイ戦勝利が決まった。

日本はウルグアイ、ジョージア、スペインと同じグループBで争っている。世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)を擁し、昨年11月の「デビスカップ」で優勝したスペインと同組のため、1位通過は難易度が高い。しかしA~Eの6グループの2位のうち上位2ヵ国も決勝トーナメントへ進出できるため、日本にとっては大きな勝利となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」での西岡良仁

(Photo by Paul Kane/Getty Images)