多くの感動や、名プレーを生んできた2010年代の男子テニス。名プレーが生まれた一方、珍プレーも生まれてきた。今回は2017年の「ATP1000 マドリード」で起きた珍プレーを紹介する。珍プレー…

多くの感動や、名プレーを生んできた2010年代の男子テニス。名プレーが生まれた一方、珍プレーも生まれてきた。今回は2017年の「ATP1000 マドリード」で起きた珍プレーを紹介する。

珍プレーが生まれたのは、男子シングルス2回戦、錦織圭(日本/日清食品)対ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)でのこと。

テニスでは、試合を始める前にサーブや軽いラリーを行うウォーミングアップの時間が設けられている。試合直前にコートの感触を最終確認し、集中をより高める時間にそれは起きた。

錦織がベースライン付近で球を返し、シュワルツマンがサービスラインより前でボレー練習をしていたところ、錦織のバックハンドの打球がシュワルツマンの股間を直撃。シュワルツマンは顔をゆがめて痛がるも、すぐにポケットから次のボールを取り出し次のラリー練習を行おうとした。が、遅れて更に痛みがやってきたようで苦笑いしながら座り込んだ。

これには錦織も舌を出し「やってしまった」という表情を見せ、笑いながらもラケットを挙げて謝っていた。ウォーミングアップ中の出来事ということもあり、観客もすぐには気づかなかったが、遅れて口笛と歓声が上がった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年「ATP1000 マドリード」での錦織

(Photo by Julian Finney/Getty Images)