写真=Getty Imagesキャリアハイの平均19.0得点7.5リバウンド優勝候補に挙げられているクリッパーズには、昨シーズンのNBAファイナルMVPを受賞し、ラプターズに球団初優勝をもたらしたカワイ・レナード、オールスターのポール・ジョ…

写真=Getty Images

キャリアハイの平均19.0得点7.5リバウンド

優勝候補に挙げられているクリッパーズには、昨シーズンのNBAファイナルMVPを受賞し、ラプターズに球団初優勝をもたらしたカワイ・レナード、オールスターのポール・ジョージ以外にも、個性的な面々が揃っている。

その中でも異彩を放つ存在はモントレズ・ハレルだ。2015年のドラフト全体32位でロケッツから指名され、1年目から着実に成長しているハレルは、2017年にクリッパーズにトレードされてからセカンドユニットに欠かせない選手になった。

共にロケッツからトレードされ、同じくシックスマンとして実績が豊富なルー・ウィリアムズとのコンビは対戦相手にとって脅威でしかなく、彼らがクリッパーズのベンチを支えている。

ウィリアムズは、ハレルと共に受けた『The Athletic』とのインタビューで、今シーズンキャリアハイ(平均19.0得点7.5リバウンド)のスタッツを残している『相棒』を、「スーパースター」と絶賛した。

「彼とのプレーは楽しいよ。成長する姿が見られるのも好きなんだ。彼がパワフルな選手から、自分でプレーを決められる選手になる過程を見てきた。今ではドリブルからのプレーもできるし、相手チームの選手を引きつけられるから、チームメートのプレーをお膳立てしている。フィニッシュのスキルもあって、フックショット、ジャンプシュートの努力も続けている」

シックスマン賞を3度も受賞しているウィリアムズは、ハレルのポテンシャルを高く評価し、シックスマン以上の存在になれると太鼓判を押す。「(シックスマンは)自分の財産。でも、彼はスーパースターだよ。僕はチームメートに、精一杯やった結果を受け止めようと話している。自分も彼も、シックスマン賞が欲しくてプレーしているわけではないから」

今のペースを維持できれば、ハレルもシックスマン賞候補に挙げられるだろう。1月末に26歳になるハレルには、まだ伸びしろが残されている。