33歳という年齢を迎えたキャリアのこの段階で、ラファエル・ナダル(スペイン)は怪我をしないよう慎重にスケジュールを組んでいる。しかし、世界ランキング1位に返り咲いたナダルの今後の予定は、かなり過密なものとなった。テニス関連ニュースサイトTe…

33歳という年齢を迎えたキャリアのこの段階で、ラファエル・ナダル(スペイン)は怪我をしないよう慎重にスケジュールを組んでいる。しかし、世界ランキング1位に返り咲いたナダルの今後の予定は、かなり過密なものとなった。テニス関連ニュースサイトTennis Tonicが伝えている。ナダルは9月に行われた「レーバー・カップ」後に少し長めに休んだが、11月には「Nitto ATPファイナルズ」でプレーし、翌週には「デビスカップ」にも出場、短期間にかなりの数の試合をした。その後は、短めの休暇を取って、またラファ・ナダル・アカデミーでトレーニングを再開している。

ナダルは、12月19日から21日までUAEのアブダビで開催されるエキシビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」に出場。年末はオーストラリアのパースで過ごし、来年1月3日から12日までオーストラリアで開催される「ATPカップ」(オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/1月3日~12日/ハードコート)に、スペイン代表として参加。

「ATPカップ」終了後は20個目のグランドスラムのタイトルを獲得すべく「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日~2月2日/ハードコート)に出場し、2月7日には、南アフリカ・ケープタウンで、親友のロジャー・フェデラー(スイス)とエキシビションマッチを行う予定である。

ナダルは「レーバー・カップ」最終日のシングルス欠場の原因となった左手の炎症を依然として抱えており、「クレーの王様」と呼ばれる彼がこの過密スケジュールの中で予定されている全ての試合に参加するかは疑問だが、時間が経てば分かるであろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「レーバーカップ」でのナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images for Laver Cup)