17日、『EAFF E-1 サッカー選手権』の3戦目が韓国の釜山で行われ、なでしこジャパンは韓国女子代表と対戦。終了間際に籾木結花がPKで決めたゴールを守り抜き、1対0で勝利。4大会ぶりの優勝を果たした。

引き分け以上で優勝が決まるなでしこ。スタメンはGK山下杏也加、最終ラインは右から宮川麻都、三宅史織、南萌華、遠藤純。ダブルボランチに杉田妃和と三浦成美。右に籾木結花、左に中島依美。2トップに池尻茉由と田中美南が入る、4-4-2でスタートした。

キャプテンの岩渕真奈、チャンスメイカーの長谷川唯がケガでチームを離脱。攻撃のキーマンを2人欠くなでしこだが、今大会でブレイクの兆しを見せる池尻茉由、なでしこリーグの4年連続得点王・田中美南を中心にゴールを目指す。

前半20分には、三浦のクロスに抜け出した田中に絶好のクロスボールが入るが、トラップが流れてシュートは打てず。前半25分過ぎから、籾木と池尻のポジションを変更し、2トップに日テレ・ベレーザコンビを配置。

前半42分には籾木と田中のパス交換から、ファーサイドでフリーになっていた中島が右足を振り抜くが、ゴールを捉えることはできなかった。

後半開始から池尻に替えて、小林里歌子を投入。その後もチャンスを作れないなでしこは、後半24分に田中を下げて、上野真実を送り込んだ。

そして後半41分、なでしこにビッグチャンスが訪れる。中島のパスを受けた籾木がシュートを放つ。これが韓国のシム・ソヨンの手に当たり、ハンドの判定。これを籾木がゴール右下に決め、ついに韓国ゴールをこじ開ける。

得点直後、籾木がピッチを後にし、清家貴子がピッチに入る。この交代により、右サイドの小林が前線に上がり、清家が右に入った。

交代カードを使い切り、最後まで追加点を目指したなでしこ。韓国の攻撃をGK山下が中心となりシャットアウト、1対0で勝利し、4大会ぶりとなる、E-1選手権の優勝を手にした。

試合後、高倉麻子監督は「粘り強く、勝ちきれるチームになってきた。よく戦ってくれた」と笑顔を見せ、決勝ゴールの籾木は「得点でチームに貢献できてうれしい。東京五輪に向けて、アジアでは負けられないとチーム全員が感じていた。気持ちの強さが勝利につながった」と、落ち着いて振り返った。

この勝利により、なでしこジャパンは3戦全勝で1位。堂々の優勝を勝ち取り、来年に迫った東京五輪に向けて、弾みをつけた。