2019年もコート内外で話題を振りまいた、テニス界の悪童でありエンターテイナーのニック・キリオス(オーストラリア)。そのキリオスの2019年シーズンのスーパープレーから突飛な行動までをまとめた…

2019年もコート内外で話題を振りまいた、テニス界の悪童でありエンターテイナーのニック・キリオス(オーストラリア)。そのキリオスの2019年シーズンのスーパープレーから突飛な行動までをまとめた動画が、TennisTV公式Youtubeアカウントで公開されている。

動画では、お得意の股抜きショットはもちろん、スタン・ワウリンカ(スイス)を相手に見せた時速185kmのロケットのようなフォアハンドウィナーや、ラファエル・ナダル(スペイン)を翻弄するジャンピングドロップショット、アンダーサーブやそのフェイクなど、他の選手はあまりやらないような魅力的なプレーが多数紹介されている。

またプレーそのものだけでなく、試合中にもかかわらずベンチでボトルフリップ(ペットボトルを投げて一回転させて立たせるゲーム)に挑戦したり、対戦相手のステファノス・チチパス(ギリシャ)の交換用のシューズをキリオスが観客席から受け取って配達したりなど、変わった行動についても紹介されている。

そのキリオスは今シーズン、「ATP500 アカプルコ」と「ATP500 ワシントンD.C.」で優勝。2月には72位までランキングを一時的に落としたが、30位で今シーズンを終えている。

起伏の激しいメンタルのため問題行動も多いが、世界トップクラスのスキルを持つキリオス。来シーズンはスーパープレーで今年以上に話題を振りまくことが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ワシントンD.C.」でのキリオス

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)