広島の新井貴浩が、6日の中日戦で本塁打を含む2安打2得点の活躍でチームの勝利に貢献した。8月以降は、打率2割台前半と調子を落としていたが、復調の陰には打撃コーチのアドバイスがあったことを明かした。■アドバイスに感謝、「気付いていないところを…

広島の新井貴浩が、6日の中日戦で本塁打を含む2安打2得点の活躍でチームの勝利に貢献した。8月以降は、打率2割台前半と調子を落としていたが、復調の陰には打撃コーチのアドバイスがあったことを明かした。

■アドバイスに感謝、「気付いていないところを言ってもらえる」

 広島の新井貴浩が、6日の中日戦で本塁打を含む2安打2得点の活躍でチームの勝利に貢献した。8月以降は、打率2割台前半と調子を落としていたが、復調の陰には打撃コーチのアドバイスがあったことを明かした。

 2回の第1打席では、センターオーバーの二塁打を放ち、エルドレッドの内野ゴロの間に、三塁から好走塁で先制のホームを踏んだ。新井は「(三塁コーチの)河田さんの指示通り。日頃から河田さんには、走塁は足が速い遅いではない。常に高い意識を持てと言われている」と、足での貢献を喜んだ。

 2打席目は、1打席からさらに打球が伸びて、バックスクリーンへ追加点となるソロ本塁打を放った。「うまく回転できた」という9月2本目の一発は、「(石井)琢朗さんのアドバイスのおかげ。ちょっと肩が入りすぎているので、修正した方がいいと言われた」と話し、「あれっと思った時にはアドバイスをもらえる。自分の気付いていないところを言ってもらえるのでありがたい」と、名球会の先輩である打撃コーチに感謝した。

■途中交代には「監督に無理はするなと」

 9回の守備で、ゴロを処理した後にバランスを崩し、途中交代となったが、「ちょっと腰が抜けそうになったけど大丈夫。監督に無理はするなと言われた」と、深刻なケガではない様子だ。

 地元での胴上げを期待するファンがこの日もマツダスタジアムを満員にしたが、「神宮の時もそうだったけど、ファンの人たちの期待や歓声の大きさをみんな感じている。勢いをもらっています」と、観客の後押しに感謝した。

 自力で減らしたマジックは3まで減った。日頃から「感謝」という言葉を口にすることが多い新井だが、自らをサポートする全ての人への最高の恩返しの瞬間が、あとわずかまで迫っている。

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo