ドジャース前田健太投手が5日(日本時間6日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、7回途中を3安打8奪三振1四球1失点(自責1)の快投で今季14勝目(8敗)を挙げた。■初回先頭の1安打以降は打者18人凡退、7回に1失点も今季13度目の…

ドジャース前田健太投手が5日(日本時間6日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、7回途中を3安打8奪三振1四球1失点(自責1)の快投で今季14勝目(8敗)を挙げた。

■初回先頭の1安打以降は打者18人凡退、7回に1失点も今季13度目のQSで勝利

 ドジャース前田健太投手が5日(日本時間6日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、7回途中を3安打8奪三振1四球1失点(自責1)の快投で今季14勝目(8敗)を挙げた。石井一久氏らが持つ球団新人最多勝記録に並ぶ快挙。5本塁打8得点と打線が爆発したチームは、結局10-2で3連勝し、地区首位の座をガッチリ守った。

 前田は初回先頭のセグラにレフト前ヒットを許したが、そこからは圧巻の投球だった。力強い速球とキレのある変化球にダイヤモンドバックス打線は為す術なし。途中、味方打線はダイヤモンドバックス先発グリンキーから5本塁打を含む8点の大量援護。マウンド上の前田はさらに調子を上げ、初回1死目のオーイングスから打者18人を連続凡退に斬る、ほぼ完璧なパフォーマンスを披露した。

 やや疲れが見えたのは、マウンドに戻った7回だった。先頭オーイングスに右前打された後、1死から四球を与えて一、二塁としたところで、4番ラムにライト前ヒットを許して1失点。残念ながら無失点で切り抜けることはできなかったが、102球(67ストライク)の力投を見せた。6回1/3を3安打8奪三振1四球1失点(自責1)。防御率を3.29とした。

 これで前田は球宴後、9試合で先発して6勝2敗と絶好調。クオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)も今季13度目を数えた。安定した活躍を見せる新人右腕が、2年ぶりのナ・リーグ西地区優勝に向けて、チームを牽引していく。