プロ野球は3日、各地で6試合が行われた。■ホークス千賀12勝目、DeNA山口初2桁勝利、巨人3連敗 プロ野球は3日、各地で6試合が行われた。 セ・リーグでは首位・広島がヤクルトに1-3と惜敗し、連勝は4でストップ。2位・巨人がデーゲームで敗…
プロ野球は3日、各地で6試合が行われた。
■ホークス千賀12勝目、DeNA山口初2桁勝利、巨人3連敗
プロ野球は3日、各地で6試合が行われた。
セ・リーグでは首位・広島がヤクルトに1-3と惜敗し、連勝は4でストップ。2位・巨人がデーゲームで敗れたため、優勝マジックは6となった。先発の黒田が1点リードの3回に鵜久森の内野ゴロの間に同点に追いつかれると、西浦に勝ち越し打を献上。5回にも西浦に適時打を浴びた。5回5安打3失点で8敗目を喫した。打線は初回2死一塁から松山の適時二塁打で先制したが、2回以降は3安打無得点に抑えられた。ヤクルトは先発のデイビーズが7回4安打1失点。自身2連勝で4勝目を挙げた。
2位・巨人は中日に敗れて3連敗。先発の大竹は初回無死一、三塁、森野を投ゴロに打ち取ったが、一塁へ悪送球。一塁走者まで生還した。続く福田にも適時二塁打を浴び、いきなり3失点。4回途中4失点で4敗目を喫した。3点差の4回1死満塁では大島の打球が前進守備の二塁・クルーズの前へ。本塁ゲッツーを狙うと思いきや、クルーズは前進守備で遅れて二塁に入った遊撃・坂本へバックトス。これが併殺崩れとなり、4点目を失った。打線は7回のクルーズの11号ソロによる1点のみ。ここ9試合で1勝8敗と大失速している。中日は今季初の5連勝。先発の小熊は7回途中1失点で4勝目を挙げた。
阪神はDeNAに逆転負け。連敗は今季ワースト7に膨らんだ。3番手・藤川が1点リードの8回2死一、二塁、筒香を左前への力のない飛球に打ち取ったが、これが左翼・高山と遊撃・北條の間に落ちて逆転2点二塁打に。打線は4回に高山の適時打で先制し、同点の7回には福留の9号ソロで勝ち越したが、逆転された8回以降は無得点に終わった。最下位・中日とは1ゲーム差。この敗戦で自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消えた。DeNAは山口が7回4安打2失点で自身初の2桁となる10勝目を挙げた。
パ・リーグでは首位・ソフトバンクは楽天に快勝。9月は3連勝スタートとなり、3カード連続のカード勝ち越し。2日に9度目の挑戦で点灯させた優勝マジックを19とした。先発の千賀は9回5安打1失点。自身4連勝となる12勝目を今季3度目の完投で飾った。打線は6回に内川の適時打で先制。8回には打者一巡5安打3得点。11安打で7点を奪った。楽天は3連敗。9回に1点を返すのがやっとで、先発の安楽は7回途中4失点で4敗目を喫した。
日本ハムはオリックスに大勝。首位・ソフトバンクとは1.5ゲーム差のまま。レアードが初回に3試合連発となる33号2ランを放つと、5回に34号3ラン。7回には2打席連続、来日自己最多となる35号2ランを放った。来日初の1試合3発、5安打7打点と暴れ回った。4番・中田は初回に7戦6発となる23号3ラン。大谷は先制打を含む今季8度目の猛打賞をマークした。今季最多19安打で12得点を挙げた。高梨は7回4失点で、自身8連勝となる9勝目(2敗)。楽天・茂木らとの新人王争いへアピールした。オリックスはディクソンが3回7失点と炎上。9敗目を喫した。
ロッテは西武に逃げ切り勝ち。1引き分けを挟んで3連勝を飾った。同点の3回、荻野の2点打などで3点勝ち越し。4回は大嶺翔の適時三塁打などで4安打3点した。先発全員13安打9点で打ち勝った。先発の新人・関谷は7回5安打5失点で5勝目。西武は1引き分けを挟んで2連敗。今季初登板初先発の誠は4回途中6安打7失点で今季初黒星。待望のプロ初勝利はお預けとなった。中村の17号2ラン、メヒアの32号3ランは空砲となった。
【セ・リーグ】
◇ヤクルト 3-1 広島(神宮)
勝 デイビーズ(4勝3敗)
敗 黒田(8勝8敗)
S 秋吉(15セーブ)
◇巨人 1-5 中日(東京ドーム)
勝 小熊(4勝2敗)
敗 大竹寛(5勝4敗)
HR【巨】クルーズ11号
◇阪神 2-3 DeNA(甲子園)
勝 山口(10勝5敗)
敗 藤川(5勝6敗)
S 山崎康(28セーブ)
HR【阪】福留9号
【パ・リーグ】
◇楽天 1-7 ソフトバンク(コボスタ宮城)
勝 千賀(12勝1敗)
敗 安楽(1勝4敗)
◇オリックス 4-12 日本ハム(ほっともっと神戸)
勝 高梨(9勝2敗)
敗 ディクソン(9勝9敗)
HR【日】中田23号、レアード33、34、35号、【オ】T-岡田19号、中島4号
◇ロッテ 9-8 西武(QVCマリン)
勝 関谷(5勝4敗)
敗 誠(0勝1敗)
S 益田(13セーブ)
HR【西】中村17号、メヒア32号