応援部のイベントは六大学野球秋季リーグ戦(秋季リーグ)早慶戦で終わりではない。チアリーディングステージ(チアステ)がある。例年は大隈講堂で開催されるが、ことしは北とぴあのさくらホールで行われた。事前販売で抽選が行われるほど人気のステージ。…

 応援部のイベントは六大学野球秋季リーグ戦(秋季リーグ)早慶戦で終わりではない。チアリーディングステージ(チアステ)がある。例年は大隈講堂で開催されるが、ことしは北とぴあのさくらホールで行われた。事前販売で抽選が行われるほど人気のステージ。今回のテーマは『Color』。BIG BEARS史上最多人数の87名で臨んだ。

 公演開始前、ステージ正面のスクリーンにカウントダウンが映し出される。会場全体で「…1!0!」とカウントを終えると幕が上がった。拍手と歓声の中チアリーダーズが登場し、オープニングが始まる。人数の多さを生かし、『メリーゴーラウンド』など大型のスタンツや華麗なジャンプを次々と繰り出す。オープニングの後は、リーダー4年生の池原暸太旗手(商4=埼玉・県立川越)と比田井啓リーダー庶務(スポ4=長野・野沢北)の二人がTシャツ姿で登場。応援活動の時とは一味違うソフトな口調のMCで盛り上げた。プログラムの幕間には、テレビ番組『情熱大陸』をモチーフにしたドキュメンタリー風の映像が差し込まれる。テーマごとに雰囲気を変えたダンスメドレーと、チームの実力があらわれたスタンツメドレーでは、その存在感のあるパフォーマンスで観客を楽しませた。続いて、きょねんのアンケートで最も要望が多かったという学年構成。学年構成とは、学年ごとのパフォーマンスである。中でも4年生にとっては、チア人生最後に同期全員と作り上げる演技となる。「同期全員でできるレベルまで上げよう、と今までやったことのない技を4年生だけで作り上げて、それが成功した時には嬉しかったですね」と鈴木優香ステージ広報責任者(教4=東京・東洋英和)が話すように、最高学年にふさわしい圧巻の演技を見せつけた。第一部の最後は早大公認サークルとのコラボステージ。男子チアリ―ディングサークル・SHOCKERSやチアダンスサークル・MYNXが出演。それぞれのcolorが融合し、3団体混合のスタンツなどハイレベルの内容であった。


第一部のスタンツメドレー

  第二部の初めを飾るのは東京六大学(六大学)チアリーダーズコラボステージだ。各校のチャンスパターンメドレーをそれぞれの衣装で披露。六大学の絆が感じられる息のあったステージであった。続いては早大の応援曲メドレー。バスケやラクロス、野球など体育各部をモチーフにしたステージを終えると、学ラン姿のリーダー4年生とマーチングの衣装を身にまとった吹奏楽団の3、4年生が登場。吹奏楽団はマーチングドリルを、リーダー4年生は応援曲のセンターリーダーでチアステに花を添えた。リーダー4年生はポンポンを使った演技やラインダンスも全力で披露し、笑いを起こした。会場の盛り上がりも絶頂の中、小宮佑一朗応援企画責任者(法4=東京・早大学院)がチアリーダーズに対して、よく喧嘩もしたが最高の同期だった、と感謝の学生注目(学注)を叫ぶ。続く『コンバットマーチ』では同期全28人が『ユニフォームセット』に身を包み、リーダー同期10人と共に全力の突きを披露した。そして『紺碧の空』、校歌でこのステージを締めくくる。フィナーレではFischer’sの『虹』に合わせ4学年全員での演技でチアステは閉幕した。最後の挨拶で涙ぐんだ中村光希ステージ運営責任者(国教4=東京・早実)が「誰一人として欠けてはいけない存在で、だからこそ一人一人の個性を活かせるステージにしたくてColor、というテーマにした」と語るように、それぞれの個性を大切にしたパフォーマンスでことしのテーマを体現した。


応援曲メドレー

 開催会場や人数の多さなど例年とは異なる条件下であったが、広い会場を余すことなく活用したことで、華やかさと迫力のあるチアステとなった。部の引退まで残り1カ月、チアリーダーズ4年生はそれぞれの個性で、さらなる輝きを放っていくことだろう。

(記事 市原健、写真 飯塚茜、馬塲貴子)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

コメント

中村光希ステージ運営責任者(国教4=東京・早実)

――きょうのステージを終えて一言お願いします

とにかく、全員が笑顔で終われてよかったなと、その気持ちだけでいっぱいです。

――ステージ上からの景色はいかがでしたか

本当に最高でした。たくさんの方がサイリウムを振ってくださったり、名前を呼んでくださったり。私たちが普段は応援している立場なのですが、きょうは特に、いつも応援されているんだなっていうことが実感できるようなステージだったなと思います。

――きょう一番印象に残った場面はどんな場面でしょうか

やっぱりカーテンコールですかね。構成も一つ一つ本当に印象的だったんですけども、カーテンコールは、全員の笑顔を見たら、あ、この5ヶ月間頑張ってきてよかったなってすごい思いました。

――一緒にステージを作り上げた下級生に一言お願いします。

本当にいっぱい頑張ってくれたな、って思います。一番本当に大変だったのはサブステージプロデューサーっていう3年生の子たちだったと思うんですけれども、私たちがどんなに無茶振りをしても、全部答えてくれて、本当にいい下級生を持ったなと思います。来年もぜひ頑張ってくれたらな、と思います。

――リーダー4年生がチアの演技をしていました

同期が本当に個性的な人たちばかりで、だからこそ、この『Color』というテーマに合わせてリーダーたちが結構やりたいと言ってくれたことだったので、全部採用して、やろうかなと思って、私たちの学年らしい演技ができたのかな、と思います。リーダーの皆さんには本当に感謝しています。

――吹奏楽団の方々もマーチングドリルで参加していました

最初はチアリーダーズの方で考えて、楽団の方に、こういうことできないかなっていう風に伝えたんですけど、いつも吹奏楽団は後ろで吹いてくれることが多くてなかなか目立つ機会が少なかったので、小さいドリルを少しでも入れることでもっともっと吹奏楽団の魅力を知ってもらえたらな、と思って今回構成に入れました

――そんな同期の仲間に一言お願いします

たくさん協力してくれたことが、感謝の一言しかないんですけれども、あと一ヶ月しか一緒に活動できないのが寂しいぐらい、本当に大好きな存在で、家族のような存在です。

――チアステが普段の応援と違う点を教えてください

見られる立場が違う、というか、普段は応援する立場にあってどちらかというと、花を咲かせる土のような存在なんですが、今回は土が積み重なって花を咲かせるようなものになったんじゃないかなと、思います。

――見られる、という点で大会も見られる側だと思いますが、大会と比べた時のチアステの特徴とはどのようなところでしょうか

大会も応援されているのですが、違う空気が流れるといいますか、チアステのように華やかではなくて、一瞬一瞬に決めなければいけないというピリッとした空気が入るんですね、その空気も私的には好きで、チアステとは違った空気感が大会らしさなのかなと思います。

――反省点などはありますか

少し部員を不安にさせてしまったところもあるのかなと思います。直前まで色々ハプニングがあって変更しなければいけない点があったので、それこそ特に色々対応してくれた下級生は本当に本番まで不安だっただろうなという気持ちでいっぱいです。

――例年とは違う会場でしたが、広さなどは生かすことができましたか

人数が史上最多だったのでそれを生かせられるような、すごいいいステージを作れたかなと思います。

――最後の応援曲メドレーから校歌までの演技中に感じた気持ちを聞かせてください

特にリーダーの10人揃ったテクなどを見て、やっぱりこの人たちが同期でよかったなと。この同期で、このステージを作れたのが一番幸せだったなと思って、途中私も涙してしまいました。

――応援部に入ってからの4年間を振り返っていかがですか

4年間本当にいろんなことがあったと思うんですけれど、すべて同期だったり、部員だったりがたくさん助けてくれて、少し挨拶でも触れたんですけども、本当に当たり前、ではないんだな、と。この応援部で、応援部員としていられることが当たり前ではないんんだなということを本当に深く実感しました。

――下級生への期待を教えてください

また大隈講堂に戻ってやりやすい部分だったり、やりにくい部分も結構あると思うんですけれど、ことしを超えるような素敵なステージを彼女たちらしく作ってもらえたらなと思います。

――同期、下級生、他パート、他大学の人も含め、仲間に一言お願いします

本当に、感謝しかないです。やっぱりみんなが、誰一人欠けてはいけない存在で、だからこそこの一人一人の個性を活かせるステージにしたくてこの『Color』というテーマにしたんですけど、それを本当に活かしてもらえるようなステージを作り上げてくれたのはやっぱり、同期をはじめ、下級生だったり他パートの人たちとか、いろんな人がいてくれたからこそ、のステージだったと思います。あと、活動が本当にあと少し、一ヶ月しかないのでその感謝の気持ちを忘れずに、あと一ヶ月一緒に頑張っていけたらなと思います。

鈴木優香ステージ広報責任者(教4=東京・東洋英和)

――ステージを終えての感想をお願いいたします

本当にもう何カ月もこのステージのために準備してきて…。今年は外部ステージでお客様にお金を出していただいているステージなので、それがプレッシャーというか、これまでと違うイレギュラーなことがあるのが怖かったんですけど、皆が頑張ってくれて、大好きな同期と可愛い下級生と成功させることが出来てよかったなと思います。

――外部ステージでの開催ですが、例年大隈講堂での開催と、特に異なる点はありましたか

舞台の広さが違ってふんだんに使えました。でも練習場が狭くなってしまったので、その兼ね合いが難しいというか、練習できる時間で練習できるメンバーでどのくらい出来るかというのは3人で話し合いを何度もしましたね。でも何とかかたちにすることが出来たので、後悔はありません。

――チアステはことしがラストになりますが、ステージからの景色はこれまでとは違うものがありましたか

はい。やっぱり感極まったというか、オープニングが始まった時からうるっときちゃって(笑)。どの学年もステージに掛ける思いというのはみんなそれぞれあると思うんですけど、特に今年は責任者として臨むということで…不安と心配と、ドキドキと…。すごい、綺麗な景色でした。

――ステージを通して印象に残ったシーンを教えてください

学年構成が一番やって良かったなと思っています。きょねんのアンケートで一番多かったのが「学年構成をやってほしい」ということだったので…。それを今年実現したんですけど、全員でこんなに演技としてしっかりできたのは初めてだったので、そこでチア人生最後ということで、同期全員で「出来るレベルまで上げよう」ということで今までやったことのない技を4年生だけで作り上げて、それが成功したときは嬉しかったですね。

――最高難度の技をする、と曲紹介ではおっしゃっていましたが、具体的にはどのような技だったのでしょうか

『スリースリーフォー』という技です。人数が多いからできる技だし、一番下で二人載せてて、「上がったかな、上がったかな」と思っていました。私は直接は見られなかったんですけど、ついていた子が「上がったよ」と言ってくれて、その時に「あー、ここまでやってよかったな」と思いました。『スリースリーフォー』という技です。

――では、反省点や課題点はありますか

んー、あまり自分の中で「これ失敗した」というのはないんですけど、裏方でバタバタしてしまったのが来年以降に生かしてほしいなと思います。全体的にはあまり

――リーダーが司会をしていました

はい。きょねんとかは放送研究会のひとにやってもらったんですけど、ことしのリーダーはそういうのが好きな人が多いので、「まあやってもらおうか」という感じでお願いしちゃいました(笑)。

――聞いてみていかがでしたか

もう自由にやりたい放題やってるなという感じです(笑)。リーダーは10人いるんですけど、いつも楽しみながら、皆のことを考えているのも伝わってくるので、ありがたいです。

――吹奏楽団の出演者は4年生が中心でしたか

はい、あと楽器なので足りないパートには3年生が入ってくれていました。そういう部分でも、彼らがいなければ出来ないステージなので、感謝しかないです。

――企画はどのように進めてこられたのでしょうか

0ベースというか、毎年よくやっている構成はあるんですけど、それに今年は学年構成を入れてみたり、学年コラボをサプライズチックにしてみたり、そういうのは自分たちで考えました。大変だったんですけど、その時間も今思うといい思い出だなと思います。

――どのくらいの期間準備をされていたのですか

4年生になって役職をいただいたのが12月の中旬くらいでそこからステージ本番までですね。夏くらいから構成やメンツ、衣装などを考えていきました。3年生の子たちが曲担当としてやりたいものを出してくれたので、そこら辺のこだわりもしっかり残したいなと思って、全員が輝けるステージが出来たかなと思います。

――応援活動とステージで異なる点はありますか

私たちは脇役としていかに主役の選手の方に声を届けられるかというのを考えていたんですけど、きょうだけはBIG BEARSが主役としてステージを出来るというところですね。もちろん緊張はしましたが、何より楽しかったです。

――では、大会とステージで異なる点はどのようなところですか

チアの大会も結構人とのコミュニケーションをしながら16人のチームでずっと練習をしていってというのがあるんですけど、ステージの演技の方が自由度が高いというかやりたいことが出来ますね。私たち結構個性が強いというか、一人一人がうるさくてわちゃわちゃしているんですけど、それを表せるのがステージですね。違う意味でのチーム作りが大事かなと思っています。でも、12月にも大会があるので、それに向けてもチームの絆を固めていきたいなと思います。

――大会で引退ということでしょうか

そうですね。12月14、15日に大会があって18日に引退なので。

――応援曲メドレーを踊っているときはどのような思いでしたか

同期28人で踊れるのが本当にこの機会が最後だったので、結構感極まったというか。稲穂祭などでも同期で踊る機会はあったんですけど、やっぱり同期で他パートの同期も手伝ってくれて、という中で最後『コンバットマーチ』などを振っているのは最高でした。

――下級生に一言お願いいたします

本当にありがとうとしか言えないです。ステージ部門として、練習や演技を頑張っているのはもちろんなんですけど、主にサブステージプロデューサーと言ってステージ部門の補佐的な仕事をしてくれる子たちがいて、その子たちが本当にいろいろなことをやってくれたので。もう感謝しかないです。

――同期に一言お願いいたします

もうこっちもありがとうになっちゃうんですけど(笑)。オフの日に練習を見に来てくれたり、「こうしたほうがいいんじゃない」と意見をくれたり、そういうことが言い合える同期って大事だなと思っていて。私たちのステージではあるんですけどやっぱり他パートや多大学のチアリ―ダーズもいてのステージだと思うので、皆の思いを入れることが出来てよかったです。同期が口出ししてくれて色々改善することが出来たので、そうやってきょう成功させることが出来て本当に嬉しかったです。

清水裕莉奈ステージ企画責任者(教4=東京・法政)

――ステージを終えた感想をお願いします

落ちてしまう場面もあり決して完璧ではなかったのですが、ステージを終えて控え室に戻った時、みんなすっきりした顔をしているのを見てお客さんに感動を伝えられたのだなと思ったというのが率直な感想です。みんながけがなく終われて、「感動したよ」と言ってくださるお客様がいて全員が楽しめてやれていたので成功だったのかなと思います。

――反省点としては落下してしまった点でしょうか

反省点は開場前に裏でバタバタしてしまったことですね。落ちる分には仕方ないと割り切っている部分があるのでそこはよかったのですが、直前にバタバタしたことが落下につながった部分も多いと思うので運営面では後悔しています。

――ステージ上からの景色はいかがでしたか

幕が上がってパッと見た瞬間、感極まるというか泣きそうになってしまいました。でも、オープニングで私が絶対決めなければならないところがあり、泣けないと思ったら涙が引っ込みました(笑)。

――一番印象に残った場面はどこでしょうか

最後の応援ドリルですね。4年生全員でコンバットマーチを突いたのは忘れないだろうなと思います。あと、自分が出ていない時の下級生や4年生の演技も印象的でした。下級生はカウントを覚えていなかったり、本当に心配だったんですよ(笑)。それが今ではカウントもしっかり覚えて客席にアピールできるくらいの余裕を持っていてスタンツの技術力も上がっていて、そういうのを舞台袖から見ることがあまりなかったので輝いて見えて、そこも印象的でした。

――ステージは試合の応援や大会とは違いますか

全然違いますね。ステージ、試合応援、大会は3種類別物という感じです。

――具体的にはどのような点が違いますか

応援は選手の方が主役で私たちは脇役なので、力を届けるために頑張るという感じです。よく言われる『花よりも花を咲かせる土となれ』という精神でやっているのですが、きょうに関しては私たちが完全に主役で花じゃないかなと思っています(笑)。もちろんお客様を楽しませる気持ちでやっていますが、きょうは主役としてステージに立っていました。逆に大会は選手の立場になっているので選手を応援する立場と、自分たちが主役のステージと選手側の3種類で違うのかなと思います。

――きょうは普段よりもたくさんの衣装に着替えていましたが、いかがてしたか

早着替えが本当に大変でした。はけて控え室に行った後、急いで着替えてまたすぐステージに走っていってという感じで激しかったですね(笑)。

――常に笑顔で登場されていましたが、かなり大変だったのですね

どちらかというと演技よりも着替えの方が大変でしたね(笑)。

――リーダー、楽団の方々とのコラボもありましたがどのように進めていきましたか

曲担当の4年生と私たちとリーダーと楽団でLINEのグループがあり、そこで話を進めていきました。でも「これを入れたい」ということを言ってもなかなか入れてもらえなかったりといろいろあったのですが、最終的にいいステージになったのでよかったです。

――リーダーの方々がラインダンスやポンポンを使った演技を行っていました

正直、リーダーのラインダンスなんて誰得なんだろうと思っていたのですが、観客の方に笑っていただいていてほっとしました(笑)。

――最後の応援メドレーでは『紺碧の空』などを披露されていましたが、いかがでしたか

2年入部の二人を含めて全員でユニセットを着るのはきょうが最初で最後だったので、そう考えるとこの景色はもう味わえないんだなと思い感慨深かったです。

――清水さんは企画責任者ということですが、きょうに向けてどのような仕事をなさってきたのでしょうか

3年の時から来年の施設探しなどをしていました。大隈講堂が使えないのでどうしようかというところからでした。今年の2月あたりから新体制になって、新人が入ってきてそこからまた詰めていってという感じで、すごく長い時間を掛けてきました。

――新人の入部直後からステージ練習をされていたのですか

このステージに向けての練習は7月から始めましたが、裏方の準備は1年前からやっていました。

――立候補で企画責任者をやられたのですか

はい、そうですね。3年生の時に補佐役職というものをやって、それを経て自分が何の役職をやりたいかを4年生にお伝えしてそれを吟味して決めています。

――この役職を選んだ理由をお聞かせください

2年生の時にチアステの担当になって、その時は機材やポンポンの用意などステージを一からつくるというよりつくられたものを成功させるために協力するという感じでした。でも3年生になる時に一からつくりたいと思い、チアステに関わる補佐役職を希望してやってみて、来年以降もステージをつくる役職になりたいと思い立候補しました。

――実際に1年間やってきていかがでしたか

本当にきつかったです(笑)。特にこの1週間は大変で、今まで担当してきた方は本当にすごいなと思いました。もう放棄したいと思った時もあったのですが、練習で4年生が声を掛けてくれたり3年生が成長している姿を見て、やって良かったなと思いました。何よりきょうのステージでみんなが輝いていたのでこの役職をやれて自分は幸せ者だなと思いました。

――下級生の方とも一緒に準備をされてきたのですね

そうですね。3年生の補佐役職と2年生のステージ担当の子と主に連絡を取り合っていたのですが全学年関わっていました。1年生は装飾などの準備をしてくれて、2年生はそれに一緒に協力してくれたり、3年生は曲担当に付いてスタンツメドレーなど任せている部分もあるのでステージを作り上げてくれました。4年生はもちろんいなくてはならない存在だったのですが、全員の存在があってきょうのステージができたと思います。

――では後輩に向けてメッセージをお願いします

きょう控え室ですっきりした顔をしている人もいれば悔しそうな表情をしている人もいたので、その悔しさを次の活動につなげてほしいです。あとは今までありがとうという気持ちでいっぱいなので、これから輝いてくださいって思っています。

――最後に六大学のメンバーも含め、同期の方々へメッセージをお願いします

ありがとうの言葉しかないですね。私たちは裏方と表方、両方の仕事がある中でなかなか表の仕事に手が回せなかったのですが、そこを同期がサポートしてくれました。正直私たちより周りの方がステージ部門なのかなというくらいしっかりしていて頼もしかったです。六大学の人たちも柔軟な対応をしてくれて、いろいろお世話になって助けられたので本当に感謝の気持ちでいっぱいです。最後の曲の歌詞で『それぞれ違う道に歩き出し仲間の大切さに気づいた 困った時は力になるから 気づいたらそばにいたから!』という部分があったのですが、その歌詞みたいにこれから違う場所に行ってもあの仲間って特別だったな思えるように、これからも仲良くしていきたいです。