広島が1日、本拠地でのDeNA戦で劇的なサヨナラ勝利。2リーグ制となった1950年以降、1984年に記録した球団シーズン最多勝利(75勝)を更新する球団新の76勝目をマークし、優勝へのマジックをついに1桁の「9」とした。■延長10回に丸が…

 広島が1日、本拠地でのDeNA戦で劇的なサヨナラ勝利。2リーグ制となった1950年以降、1984年に記録した球団シーズン最多勝利(75勝)を更新する球団新の76勝目をマークし、優勝へのマジックをついに1桁の「9」とした。

■延長10回に丸がサヨナラ打

 広島が1日、本拠地でのDeNA戦で劇的なサヨナラ勝利。2リーグ制となった1950年以降、1984年に記録した球団シーズン最多勝利(75勝)を更新する76勝目をマークし、優勝へのマジックをついに1桁の「9」とした。同点の延長10回に丸がサヨナラ打を放ち、6-5で勝利した。

 先制したのは広島。4回、鈴木がDeNA先発・砂田から2夜連続の一発となる23号ソロを放った。

 しかし、直後の5回にDeNAが反撃。2死から筒香がライトへ38号ソロを放ち同点。宮崎が広島の遊撃・田中のエラーで出塁すると、梶谷は四球で一、二塁。ここで倉本がライトへタイムリーを放ち、勝ち越しに成功した。

 広島はここで2番手・一岡をマウンドに送ったが、戸柱、砂田、桑原が3連続タイムリー。一挙5点を奪った。

 試合の流れが変わったかに見えたが、広島はその裏にすぐさま取り返す。1死から菊池がソロを放ち、2死二塁からは鈴木がタイムリー。DeNAが砂田から加賀にスイッチすると、エルドレッドが左翼へ特大の場外弾。2ランであっという間に同点に追いついた。

 その後は両チームの救援陣が好投し、同点のまま試合が進む。そして迎えた延長10回。丸が1死満塁の好機で打席に立つと、センター前に鮮やかなライナーで運び、三塁走者の安部が生還。劇的勝利でついに優勝へのマジックを「9」とした。