「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)準決勝で敗れ、2019年シーズンを終えたロジャー・フェデラー(スイス)。試合後には会場の観衆からの大歓声を浴びて、コートを後にした。そんなフェデ…

「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日~17日/室内ハードコート)準決勝で敗れ、2019年シーズンを終えたロジャー・フェデラー(スイス)。試合後には会場の観衆からの大歓声を浴びて、コートを後にした。そんなフェデラーが今シーズンを振り返り、2020年に向けての意気込みを話した。

現在38歳のフェデラーは、今シーズンを年末世界3位として終える。年末にトップ3以内でシーズンを終えるのは、フェデラーにとって通算15度目だ。

今年はグランドスラムの優勝こそなかったものの、「ウィンブルドン」決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対し2本のチャンピオンシップポイントを握り、優勝まであと1ポイントのところまで迫った。そして、10月の地元大会「ATP500 バーゼル」の10度目優勝や3月の「ATP1000 マイアミ」を含め、4つのタイトルを獲得。

また、今年は3年ぶりにクレーコートシーズンにも参戦したりと、全く年齢を感じさせなかった。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラー自身は「今シーズンのプレーには満足しているし、来シーズンも非常に楽しみだね」と話している。そして2020年シーズンに向けては、次のようにコメントした。

「今年と同じようなレベルでプレーし続けなければならないし、そうすればチャンスが生まれるだろう。身体に気を付けて、兆候に耳を傾け、チームと一緒にうまくやり、僕の人生で起こっているすべてのこととうまくバランスを取らなければならない」

来年は再びグランドスラムでの優勝を目指すフェデラー。そして、東京オリンピックへの出場予定もある。まずはオフシーズンでしっかりと休養を取り、来シーズンにまた華麗なプレーで魅了してくれることに期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのフェデラー

(Photo by Julian Finney/Getty Images)