第11回BFA U-18アジア選手権大会が30日、台湾・台中市で開幕した。日本が初戦対戦したのは香港。台湾インターコンチネンタル野球場で行われた試合は、日本が19-0で圧巻の7回コールド勝ちで、初戦を白星発進した。■香港打線を無安打17奪三…
第11回BFA U-18アジア選手権大会が30日、台湾・台中市で開幕した。日本が初戦対戦したのは香港。台湾インターコンチネンタル野球場で行われた試合は、日本が19-0で圧巻の7回コールド勝ちで、初戦を白星発進した。
■香港打線を無安打17奪三振で完封、日本打線は17安打19得点
第11回BFA U-18アジア選手権大会が30日、台湾・台中市で開幕した。日本が初戦対戦したのは香港。台湾インターコンチネンタル野球場で行われた試合は、日本が19-0で圧巻の7回コールド勝ちで、初戦を白星発進した。
日本の初戦先発を務めたのは寺島成輝(履正社)。初回から香港打線を圧倒した。バットにボールが当たったのは3番・イェのファウル1球だけ。わずか13球で3者連続三振に斬った。2回は2死から6番・ウェンにフルカウントまで粘られた末、7球目で四球を与えたが、次打者をきっちり3球三振とした。3回から3イニング連続で3者凡退。結局、5回を1人で投げきり、無安打12奪三振1四球の準パーフェクト投球となった。初戦先発の役割を果たした寺島は「コースに投げ切れてよかったです。チームに勢いをつけるピッチングができてよかったです」とコメントした。
6回からは2番手・島(東海大市原望洋)が登板し、2イニングを6者連続凡退。香港打線を無安打17奪三振1四球の完封リレーをした。
打線は、初回こそ香港の緩い球にタイミングを崩され、1点にとどまったが、2回から打線が爆発。2回は先頭・入江(作新学院)が四球で出塁すると、1死から左前と四球で満塁。ここで1番・納(智辯学園)の右越え2点二塁打、2番・伊藤(八戸学院光星)の左犠飛、相手失策で一挙4点の追加に成功した。
3回には、香港2番手・グゥォを捉えた。先頭・松尾(秀岳館)から2連打で一、二塁とすると、しっかり送って1死二、三塁。ここから3本の長短打と暴投で5点を加えた。なおも1死二塁で3番・鈴木(静岡)が日本代表初アーチを右翼へ運んで、この回は7得点。4回にも2点、5回にも3点を追加。6回に2死から四球と2本の二塁打で2点を挙げ、香港に格の差を見せつけた。
圧倒的な強さで白星発進した日本代表は、31日午後6時半からグループA最大の敵でもあるチャイニーズ・タイペイと対戦する。