ソフトバンクの長谷川勇也が、27日のロッテ戦で通算1000安打を記録した。区切りの一打は、2回裏、1死満塁からセンター前へ放ったタイムリーヒットだった。■13年には最多安打のタイトルも獲得、「もうちょっと早く(到達)できたかな」 ソフトバン…
ソフトバンクの長谷川勇也が、27日のロッテ戦で通算1000安打を記録した。区切りの一打は、2回裏、1死満塁からセンター前へ放ったタイムリーヒットだった。
■13年には最多安打のタイトルも獲得、「もうちょっと早く(到達)できたかな」
ソフトバンクの長谷川勇也が、27日のロッテ戦で通算1000安打を記録した。区切りの一打は、2回裏、1死満塁からセンター前へ放ったタイムリーヒットだった。
「入団した頃は1000本も打てるとは思っていなかったが、ここ数年、この数字が近づいてくると『もうちょっと早く(到達)できたかな』とも思う。1年間フルに試合に出ていれば150本くらいは打てると思うので」
一昨年の終盤に痛めた右足首は、今でも万全ではない。それでも、長谷川は試合に入ると全力でバットを振り、全力でダイヤモンドを駆け回る。そしてようやく1つの区切りに到達した。
「得点につながるヒットならいいと思っていたので、何よりもタイムリーになったことが良かった。つまったセンター前だけど、あれが自分の持ち味。見てくれは悪いけど、ああいうヒットをたくさん打ってきたので、自分らしいかな、と」
独特のルーティンを持ち、2013年にはリーグ最多安打のタイトルも獲得した鷹の打撃職人。それでも「ヒットを1000本打っても、難しいものは難しい。簡単には打てない」と語る。
シーズン終盤に来て迎えた日本ハムとのマッチレース。「目の前の試合に勝つしかないんで」――寡黙な選手会長は、チームの優勝のために、これからもヒットを積み重ねていく。
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura