大学駅伝はいま"戦国時代”を迎えている。3日、「大学三大駅伝」の一つである全日本大学駅伝が開催された。優勝は昨年伊勢路を制した青山学院大か、先日の出雲駅伝を制した國學院大か、今年の箱根駅伝優勝校・東海大かー。勝負の行方は最終8区までもつれた…

大学駅伝はいま"戦国時代”を迎えている。3日、「大学三大駅伝」の一つである全日本大学駅伝が開催された。優勝は昨年伊勢路を制した青山学院大か、先日の出雲駅伝を制した國學院大か、今年の箱根駅伝優勝校・東海大かー。勝負の行方は最終8区までもつれた。

5区でトップに立ったのは東海大。6区の郡司選手が区間新の走りで2位以下を引き離したが、7区で青山学院大に逆転を許し、2秒差の2位で8区のアンカー区間となった。ここから名取選手が青山学院大をとらえると、そのまま突き放して逃げきり、東海大が2003年以来となる2度目の優勝を飾った。2位には青谷学院大、3位には駒澤大が入った。

全日本大学駅伝では上位8校までがシード権を獲得できるが、こちらも終盤までデッドヒートが繰り広げられた。8位に滑り込んだのは帝京大。9位の順天堂大は8秒差で涙を飲む結果となった。

このほか、4位に入った東京国際大も見逃せない。先日行われた箱根駅伝予選会を1位で通過した、創部9年目の若いチームだ。2区で14位につけていたが、ここから伊藤選手が13人を抜き去って首位に浮上。今大会初出場ながら、学生三大駅伝でトップに立つ健闘を見せた。

今大会上位9大学はすべて関東勢であり、来年1月に開催される箱根駅伝でも優勝を巡ってし烈な戦いが予想される。古豪の復活、新戦力の台頭、群雄割拠の大学駅伝に注目だ。