【あなたの街のサッカーパパに直撃取材②】トラップミスは顔を上げていた証拠!子どもを認めてあげることの大切さに気づいたお父さんの話http://www.sakaiku.jp/series/soccerpapa/2016/011338.html…

【あなたの街のサッカーパパに直撃取材②】

トラップミスは顔を上げていた証拠!子どもを認めてあげることの大切さに気づいたお父さんの話
http://www.sakaiku.jp/series/soccerpapa/2016/011338.html


より多くの子どもたちが心からサッカーを楽しめる環境を。サカイクは、無心にボールを蹴るすべての子どもたちを応援しています。

うまくなりたい、強くなりたい、勝ちたいという思いはとても大切ですが、サッカーをする環境や関わり方はそれぞれ。子どもたちとサッカー、親とサッカー、お父さんコーチとサッカー。ボールを中心にした子どもと大人の関わりは多様で、100人いれば100通りのストーリーがあります。

この連載では、プロ、アマチュアはもちろん有名無名問わず、サッカーと関わりを持つ人たちに話を聞きます。

連載2回目に登場するのは、子どもがサッカーをはじめたことで少年団に関わるようになり、サッカー経験ゼロからお父さんコーチへ、そしていまでは自らボールを蹴るようになったお父さんの物語です。(取材・文 大塚一樹)


■感じたままに出していた声が、指示になってしまっていた

「指導は私たちがやります。お父さん、お母さんは応援をしてあげてくださいね」

臼井英明さんのサッカーへのファーストコンタクトは、子どもが所属するチームのコーチのこんな言葉からはじまった。

「私自身、サッカーにあまり興味がなく、代表戦をお祭り気分で観る程度。どちらかというと野球派だった私にとって、サッカーの予備知識はほとんどありませんでした」

わが子の試合を始めて観た臼井さんは、周りのお父さん、お母さんと同じようにわが子と転がるボールの行方を目で追いながら、チャンスとみれば「シュート!」と叫び、ピンチになれば「クリア!」と声を挙げた。

「そのときチームを率いていたのはお父さんコーチだったのですが、試合後に親たちにもその試合のテーマなどを説明してくれる人だったんです。指導はコーチ、親は応援というのはなるほどと思いました」

ウイークデーは自らが経営する会社でバリバリビジネスをこなす臼井さん。自分の仕事に置き換えてみることで、コーチに言われたことがスッと腹に落ちた。

「複数の上司から別のことを言われたら部下は戸惑いますよね。子どものサッカーを観て感じたままに声を出していたのですが、じつは指示を出してしまっていました。コーチの説明を聞いて、自分が誤った応援をしていたのがよくわかりました」

長男がサッカーをはじめたのも、それほど強いモチベーションがあってのことではなかった。

「息子は2年生の3学期からサッカーを始めたのですが、同級生にサッカークラブの優秀な営業マンがいまして(笑)。『チームに入るとお泊まり旅行ができるよ』と息子を含む友達数名を勧誘したんです。サッカーがやりたいというより、友達と遊びたいというのがきっかけだったようです」


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