先週開催された「ATP500 バーゼル」で同大会10回目の優勝を飾ったロジャー・フェデラー(スイス)が、今週開幕の「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月28日~11月3日/室内ハード…

先週開催された「ATP500 バーゼル」で同大会10回目の優勝を飾ったロジャー・フェデラー(スイス)が、今週開幕の「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月28日~11月3日/室内ハードコート)を欠場することを大会公式サイトが発表した。

ATP(男子プロテニス協会)によると、フェデラーは「できるだけ長くATPツアーでプレーするために、出場を控えなければならない。フランスのファンのみなさん、ごめんなさい。来年"全仏オープン"で会いましょう」とコメントしている。

Tennis World USAによると、フェデラーは「ATP500 バーゼル」で優勝した際、「パリに出場しても、消耗することは怖くない」としつつも、「目標はロンドン(ツアー最終戦)でベストを尽くすこと。たとえ勝てなくても、バランスを取りたい。今年はグランドスラムで良いプレーができた。ただ残念ながら、全ての大会でプレーできるわけではない。ツアー最終戦の方が大事なんだ」と語っていた。

フェデラーは昨年「ATP500 バーゼル」で優勝した翌週に、「ATP1000 パリ」にも出場。準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、2018年のATPツアーベストマッチにも選ばれた3時間を超える死闘の末に敗れた。そこから1週間空いて開催されたツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」ではベスト4に終わり、またグループリーグ第1戦では錦織圭(日本/日清食品)に出鼻をくじかれていた。

今年の「Nitto ATPファイナルズ」は11月10日に開幕する。フェデラーは今年38歳にして現時点で今シーズンは51勝と、昨年の50勝をすでに超える好調さを見せている。そのフェデラーが、2011年以来8年ぶりにツアー最終戦で優勝できるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バーゼル」でのフェデラー

(Photo by Harold Cunningham/Getty Images)