5連敗中の明大は得点数リーグ2位と高い攻撃力を誇る日体大と対戦した。立ち上がりはロースコアに展開したものの、第2クオーター(Q)から調子を上げたエース・大浦颯太を抑えることができず。66―81で敗戦した。◆8・24~11・14 第95回関…

 5連敗中の明大は得点数リーグ2位と高い攻撃力を誇る日体大と対戦した。立ち上がりはロースコアに展開したものの、第2クオーター(Q)から調子を上げたエース・大浦颯太を抑えることができず。66―81で敗戦した。

◆8・24~11・14 第95回関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)

▼10・26 対日体大2回戦(白鴎大体育館)

明大66{12-14、11-25、20-21、23-21}81日体大○

スターターは、PG渡辺翔太(政経3=宇都宮工)、SG須藤昂矢(営4=桐光学園)、SG常田耕平(政経2=正智深谷)、PF永田渉(政経3=盛岡南)、C溝口月斗(国際2=東海大札幌)。

 「相手に合わせてしまった」(須藤)。立ち上がりは失点を最小限に食い止めたが、第2Qで相手エース大浦に立て続けに失点を許し主導権を握られてしまう。他大学を幾度も苦しめた自慢の守りも、早い攻守の入れ替わりによって生じたわずかなズレを突かれ失点。流れを止めることはできなかった。「2戦目なので対応されてしまう部分もある。前に出る時は出る、引く時は引いたり対策していきたい」(溝口)。求めるのは待望の1勝目をつかみ取った白鴎大戦のような常に先手を取り続ける試合展開だ。

一方で希望の光も見えた。神大戦から3戦連続でスターターとして起用されている溝口。192センチとCとしては小柄な部類だが「自分の仕事は体を張ること」。自身よりも10センチ近く身長が高い留学生選手を相手に果敢に勝負を仕掛けていく。さらに高校最後の全国大会で成功率0パーセントと大の苦手だったフリースローは「肩を前に押し出すように」フォームを改善。今試合では4本すべてをリングに沈め弱点を克服した。この試合、獅子奮迅の活躍でチーム最多の20得点を上げた溝口。長きにわたって課題と言われ続けてきたインサイド陣の救世主となれるか。

高い壁が立ちはだかる。次戦の相手は15勝1敗で首位独走中の大東大。1戦目で敗れはしたが一時は6点差まで詰め寄る好ゲームを見せ「『やれる』という感覚は持てた」(須藤)。番狂わせを起こし6試合ぶりの白星をつかみたい。

[長沼遼太]


試合後のコメント

須藤

――今日の試合で良い部分を上げるとしたらどこですか。

「後半の溝口のプレーですかね。インサイドで体を張って点を取ってくれると助かります。ああいうプレーを他のメンバーに期待したいです」

――次戦への意気込みをお願いします。

「前回の試合ではチャンスはあったと思います。やれるという部分は見つけられたので今日の反省、相手に合わせないところとかを意識してやれれば勝てると思います。勝ちを意識してやっていきたいです」

溝口

――フリースローが好調ですが意識して変えた点はどこですか。

「肩を前に出して押し出すように打ちます。前は胸を張って詰まっていたのでそこを変えてから調子が良いです」

――次戦もフィジカルの強い留学生がいる相手ですが意気込みをお願いします。

「自分は体を張るのが仕事だと思っています。留学生に得点を取られたら流れに乗せてしまうのでそこを抑えて体を張って頑張りたいと思います」