<写真・自己最高成績の2位入賞を果たした田中> 10月18日、京都府大山崎町体育館にて、第69回関西学生フェンシング選手権大会の3日目が行われた。   3日目のきょうは、男子エペと女子サーブルの個人戦並びに、男女フルーレの団体戦が行われた。…


<写真・自己最高成績の2位入賞を果たした田中>

 10月18日、京都府大山崎町体育館にて、第69回関西学生フェンシング選手権大会の3日目が行われた。

   3日目のきょうは、男子エペと女子サーブルの個人戦並びに、男女フルーレの団体戦が行われた。 4名が出場した男子エペ個人戦では、大釜(法2)が1回戦を突破し、2回戦で篠原(同大)と対戦。残り時間0.2秒で同点に追いつき一本勝負に持ち込んだ。だが、勝負を制することはできず2回戦敗退となった。一方、4名が出場した女子サーブル個人戦では、1回戦で水口(教1)と濱野(教4)が同校対決に。序盤から水口がリードする中、濱野も終盤に追い上げを見せる。だが最後まで水口がリードを譲ることなく、15-13で勝利した。ベスト8に田中(法4)と水口が進出。水口は、佐野(朝日大)に敗れ、ベスト8で終えるも、田中が快進撃を見せた。準決勝で佐野に15-5で勝利すると、決勝に進出。決勝では植村(同大)と対戦し、11-15で敗北も、自己最高成績の2位で大会を終えた。

   個人戦終了後に行われた男女フルーレの団体戦では、関学は男女ともにシードで3回戦からのスタートに。男子は3回戦で関大と対戦。2点ビハインドでアンカーの瓜生(教2)に託される中、見事逆転。45-38で勝利した。続く準決勝では、立命大と対戦。序盤からリードされると勝機を見出せず、27-45で敗北。その後行われた3位決定戦では、同大と対戦した。リードを奪われると、32-45で敗北し、4位で大会を終えた。一方女子は3回戦で中京大と対戦。全員で着実に得点を積み、45-30で決勝へ駒を進めた。決勝では朝日大と対戦。リードされる中、清水(商1)が連続得点で10点差から2点差まで詰め寄った。だが、力及ばず38-45で敗北。2年連続2位で終えた。

   次戦はあす、同会場にて同大会の4日目が行われる。

試合後のコメント

2位入賞を果たした田中彩花「最後の関西インカレで、2位という4年間で最もいい記録を出せた点は満足している。シードで出ているので、恥ずかしくない試合をしようと思っていた。後半からは濱野のアドバイスもあり、足を動かすようにしたらタイミングがはまった。プラスアルファの応用をやめて、足を動かすことを軸に攻撃を組み立てるようになったのが、ここまで勝てた要因だと思う。団体戦では、初めからどうやって自分の波や気持ちをつくるかを大切にしていきたい。インカレ出場を目標に、チームリーダーとして全体を見ながらそれぞれがプレーしやすい環境をつくっていく」

2年連続2位となった女子フルーレパートリーダーの田村佳奈恵「中京大戦では後輩にのびのびプレーしてもらって、自分が耐える試合運びができていた。みんなで点を取って勝てた試合だと思う。朝日大戦は、優勝を目指しながらもいざ終わってみると、準備が足りなかったように感じた。相手アンカーの研究は綿密に行なったが、その他の選手に対する作戦の練り方が足りなかった。だが、リーグ戦から通してベンチワークは常に良かった。朝日大とのアンカー戦で、実力差のある相手だったが、まだいけると後ろから声を掛けてもらえたのはとても励みになった。全日本インカレでは、まずは1回戦を突破して、ベスト8に入りたい」