今季13勝目を目指すドジャース前田健太投手が23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、5回を投げて6安打4奪三振4四球3失点(自責3)だった。5回を103球で投げ終えて、1点リードの6回からマウンドを譲った。防御率は3.3…
今季13勝目を目指すドジャース前田健太投手が23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、5回を投げて6安打4奪三振4四球3失点(自責3)だった。5回を103球で投げ終えて、1点リードの6回からマウンドを譲った。防御率は3.37。
■地区首位決戦の第1戦でバムガーナーと投げ合い、打線の援護に助けられる
今季13勝目を目指すドジャース前田健太投手が23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、5回を投げて6安打4奪三振4四球3失点(自責3)だった。5回を103球で投げ終えて、1点リードの6回からマウンドを譲った。防御率は3.37。
接戦が繰り広げられるナ・リーグ西地区の首位決戦。1位ドジャースを1ゲーム差で追うジャイアンツは、エース左腕バムガーナーが先発した。ドジャースは、試合前に左腕カズミアー(首と背中の張り)の故障者リスト(DL)入りを発表。開幕から先発ローテを守るのは前田1人の異常事態を迎えた。
前田は初回先頭スパンに安打されるが、後続をきっちり3人で打ち取って得点させなかった。2回は3者凡退。2点リードの3回、安打と四球で1死一、二塁とした場面で、パガンへの初球がサイン違いで捕逸となり、二、三塁のピンチ。2球目もサインが合わず、投手コーチも交えてマウンドで確認するシーンもあった。これで動揺したのか、パガンに中前適時打。なおも2死一、三塁でポージーに中前適時打され、同点に追いつかれた。
打線が再び1点を勝ち越した直後の4回。前田は1死から2つの四球で一、二塁と得点圏に走者を置いた。だが、次打者バムガーナーの打席で重盗を仕掛けた二塁走者ヌネスを捕手グランダルが三塁刺殺。2死二塁とすると、前田は強打で知られるバムガーナーを見逃し三振に仕留め、マウンドで吠えた。
だが、自慢の制球力が影を潜めた。1点リードの5回1死から2本の長短打で同点に追いつかれ、2死一、二塁から暴投で二、三塁のピンチ。最後はペンスを速球で空振りに仕留め、なんとか同点で凌ぐと、この日2度目のガッツポーズを決めた。
ここで再び打線が奮起。5回裏に相手のミスにも乗じて1死満塁とすると、ゴンザレスが中前に勝ち越しの適時打。前田に勝利投手の権利をプレゼントした。
地区首位ドジャースを2位ジャイアンツが1ゲーム差で追いかける展開。自信4連勝中だった前田は、サイン違いのアクシデントが発生したり、自慢の制球力が陰を潜める中、何とか粘投した。