巨人は過去9回、CSファイナルに進出し通算成績は13勝21敗

 日本シリーズ進出をかけ9日からクライマックスシリーズ、ファイナルステージが始まる。セ・リーグは巨人(リーグ優勝)と阪神(3位)の対戦だ。過去の戦績から今シリーズを展望しよう。

 クライマックスシリーズのファイナルステージは、先に4勝したほうが勝ち上がるが、2008年からリーグ優勝チームにアドバンテージの1勝が付与されているため、最大6試合だ。アドバンテージの1勝は短期決戦では極めて大きく、2008年以降の11シーズンで、下位チームが勝ち上がる“下剋上”は、セ・リーグでは2014年の阪神(レギュラーシーズン2位)と2017年のDeNA(3位)の2例しかない。

 現在のクライマックスシリーズは2007年からスタートしたが、巨人、阪神のCSファイナルでの戦績を見ていこう。2007年は3勝先勝ちの5回戦制。

○巨人

2007年 敗退
巨人-中日
第1戦●巨人2-5中日
第2戦●巨人4-7中日
第3戦●巨人2-4中日

2008年 日本シリーズ進出
巨人-中日
第1戦●巨人3-4中日
第2戦○巨人11-2中日
第3戦△巨人5-5中日
第4戦○巨人6-2中日

2009年 日本シリーズ進出
巨人-中日
第1戦●巨人2-7中日
第2戦○巨人6-4中日
第3戦○巨人5-4中日
第4戦○巨人8-2中日

2010年 敗退
巨人-中日
第1戦●巨人0-5中日
第2戦●巨人0-2中日
第3戦○巨人3-2中日
第4戦●巨人3-4中日

2012年 日本シリーズ進出
巨人-中日
第1戦●巨人1-3中日
第2戦●巨人2-5中日
第3戦●巨人4-5中日
第4戦○巨人3-1中日
第5戦○巨人3-2中日
第6戦○巨人4-2中日

2013年 日本シリーズ進出
巨人-広島
第1戦○巨人3-2広島
第2戦○巨人3-0広島
第3戦○巨人3-1広島

2014年 敗退
巨人-阪神
第1戦●巨人1-4阪神
第2戦●巨人2-5阪神
第3戦●巨人2-4阪神
第4戦●巨人4-8阪神

2015年 敗退
巨人-ヤクルト
第1戦○巨人4-1ヤクルト
第2戦●巨人0-4ヤクルト
第3戦●巨人0-3ヤクルト
第4戦●巨人2-3ヤクルト

2018年 敗退
巨人-広島
第1戦●巨人1-6広島
第2戦●巨人1-4広島
第3戦●巨人1-5広島

 2007年以降の12シーズンで、巨人は9回ファイナルステージに出場。4回日本シリーズに進出している。いずれもリーグ優勝してアドバンテージがある状況で勝ち抜けしている。しかし1度だけ優勝しながら敗退した年がある。2014年、相手は阪神だった。ファイナルステージ通算では13勝21敗だ。アドバンテージの1勝をうまく利用して勝ち抜いている。

阪神は2014年に唯一CSファイナルに進出し巨人相手にストレートの4連勝

○阪神

2014年 日本シリーズ進出
阪神-巨人
第1戦○阪神4-1巨人
第2戦○阪神5-2巨人
第3戦○阪神4-2巨人
第4戦○阪神8-4巨人

 阪神はCSが始まってから1度しかCSファイナルに進出していない。その2014年はアドバンテージを跳ね返して巨人を破り、日本シリーズ進出。当時は和田豊監督。当時のレギュラー級では野手は福留孝介、鳥谷敬、梅野隆太郎、投手では能見篤史、岩田稔、岩崎優らしか残っていないが、当時の成功体験はチームとして残っているだろうか?

 ファイナルステージでは、阪神は4勝0敗(アドバンテージは1敗)と無敗だ。

【過去5年のレギュラーシーズンでの対戦成績】

2015年 巨人 16勝 阪神 9勝
2016年 巨人 15勝 阪神 9勝 1分
2017年 巨人 13勝 阪神 10勝 2分
2018年 巨人 16勝 阪神 8勝 1分
2019年 巨人 15勝 阪神 10勝

 レギュラーシーズンでは巨人が阪神を圧倒している。アドバンテージも含め、巨人の優位は揺るがない。阪神は5年前の下剋上の成功体験を活かすことができるか、にかかっている。(広尾晃 / Koh Hiroo)