21日のヤクルト戦で、広島の田中広輔が試合を決定づける2ランを放ち、先発したヘーゲンズ、先制打の安部友裕とともにお立ち台に上がった。■今季好相性の山中から3本目のホームラン、6連勝で2位巨人と8ゲーム差に 21日のヤクルト戦で、広島の田中広…
21日のヤクルト戦で、広島の田中広輔が試合を決定づける2ランを放ち、先発したヘーゲンズ、先制打の安部友裕とともにお立ち台に上がった。
■今季好相性の山中から3本目のホームラン、6連勝で2位巨人と8ゲーム差に
21日のヤクルト戦で、広島の田中広輔が試合を決定づける2ランを放ち、先発したヘーゲンズ、先制打の安部友裕とともにお立ち台に上がった。
先制点となるセンターへの犠飛を放った安部は、「何とかランナーを還すことだけを考えて打席に入った。最低限の仕事ができてよかった」と先制打を振り返り、お立ち台では「多分、僕がお立ち台に立つとは思っていなかったでしょうけど、“覇気”で立たせていただきました」と、最近多用しているフレーズで観客を笑わせた。
7回に貴重な追加点となる2ランを放った田中は、お立ち台で「安部が“覇気”で出塁したので、その“覇気”で打たせてもらいました」と声高に叫んだ。1-0の重苦しい展開を一掃する一発に、「高めに浮いてきた球をいこうと思っていた。相性のいい相手だったので、振ればなんとかなると思っていた。一番いい結果になってよかった」と、試合前まで今季対戦打率が5割、2本塁打を記録していた山中からの一発を喜んだ。
田中が「ピッチャー陣が頑張っていたので、最後に投げる人を楽にするためにも打ちたかった」というチームは、ヤクルトに同一カード3連勝。6連勝で2位巨人とのゲーム差を8に広げた。
大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo