2019年9月20日(金)、世界中のラグビーファンが、そして開催国である日本国民の多くが待ちに待ったラグビーワールドカップが開幕した。ホスト国である日本代表は、2011年大会以来2度目の出場となるロシア代表(世界ランク20位)と20日に対戦…

2019年9月20日(金)、世界中のラグビーファンが、そして開催国である日本国民の多くが待ちに待ったラグビーワールドカップが開幕した。ホスト国である日本代表は、2011年大会以来2度目の出場となるロシア代表(世界ランク20位)と20日に対戦。序盤は硬さが目立ってロシアに先制されたものの、WTB松島の3トライの活躍などで開幕戦を逆転勝利で収めた。

日本経済新聞社では、この開幕戦のスタッツデータをビジュアル化。今大会でラグビーを初めて観戦する人でも、見やすく・わかりやすく掲載されている。

データで見るラグビー[外部リンク]
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/rugby-analysis-wc19/

例えば、ボールインプレーの時間と日本とラックスピードについて着目してみよう。
日本のラックスピード(ラックができたあとの球出しまでに掛かった時間)はロシアを上回っており、スピーディーな試合運びを行っていた。日本は、2019年6月の宮崎合宿からボールインプレーの時間を40分以上にすることを目指して持久力を鍛えており、このラックスピードの早さにはボールインプレーを伸ばす狙いがあったといえる。
狙いどおり、ロシアは早期にガス欠となり、日本の逆転勝利につながった要因のひとつであることがうかがえる。

ただし、ロシアがタッチラインにあまり蹴り出さなかったことや、両軍の反則(計10回)、スクラムの組み直し(計2回)の少なさも影響しており、日本としてはボールインプレーの時間をより長くできた可能性(=日本がもう少し点差を広げて勝てる可能性)についても触れている。

日本戦データは全試合ビジュアル化!

データで見るラグビーでは、28日(土)アイルランド戦、10月5日(土)サモア戦、10月13日(日)スコットランド戦の予選プール全4試合の試合データをビジュアル化する。様々なデータから試合を見ることで、ラグビーワールドカップ2019日本大会の観戦をより楽しんではいかがだろうか。